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ソフトバンクの音楽会社買収失敗、報道でも触れられているとおり一部アーティストの反対があったという。
SBMのCMにも出ているSMAPはビクターだったかな、まさか反対はしなかったんだろうな。

ビクターやテイチクと言えば声の大きなというか大物というか、態度の大きな人たちが沢山いるのでソフトバンク化は難しかったのかも知れない。
SBMは言うまでもなく、安い・安っぽいを合い言葉にイメージを作ってきた。
タダともとか無料とかを広告に踊らせ、実は決して安くはないのだが表向きだけは安いよという戦略だ。

普通の企業であれば企業イメージは大切にされるべきで、トヨタなどは最初から「このブランドは高級です」と言ってレクサスを作っちゃったくらいだ。
勿論それは失敗に終わった、いや終わってないか。
とにかくイメージ作りは大変なのだが、SBMは自らのイメージを安っぽい方向へともっていく戦略で成功したのだ。

安いといってもユニクロとは違う。
ユニクロは安いけど悪くないよね、そんなイメージだがSBMは安いだけ。
安いんだから多少圏外があっても、通話品質が悪くても我慢しようねと、その方向で成長した。

一方でアーティスト達は自分たちの音楽や才能に少なからず自信を持っている訳だ。
つまりこの点で、ソフトバンクのイメージとは全く違った方向を向いていることになる。
ボロは着てても心は錦ではないけれど、ソフトバンク傘下になるくらいなら死んだ方がマシだと大物が声を上げたのかも知れない。