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1400:800


  • Posted by: F&F
  • 2010年5月 7日 14:04

1,400円でFTTHを引くという話と800MHz帯寄こせな話は一見全く関係ないように思える。
しかし、ここには共通した戦略が見て取れるのではないか。

800MHz帯寄こせはソフトバンクが携帯電話事業に参入を決めた当時から言っていることだ。
すなわち、他が使っていて俺が使えないのは不公平だというわけだ。
みんなが使っているものはオレにも使わせろ、オレにしか使えないものはみんなは使うな。
まさしく中国人の、自らの権利の主張と他人の権利の無視を地でいくようなやり方である。

では800MHz帯が本当に欲しいのかというと、これは微妙だと思う。
当初は700MHz/900MHz帯をすぐにでも割り当てて欲しいと、ドコモやauと同じ考えを示していた。
所が実際に割り当てが現実的になってくると態度を一変させ、国際基準に合致させずに割り当ててはいけないとなってくる。
何故か?
700MHz/900MHz帯が実際にSBMに割り当てられてしまうと泣き言の言い訳も言えなくなり、つまりは自分の首を絞めることになるからだ。

同じ事はFTTH論争にも言えると思う。
1,400円でFTTHが引けるというのなら、ソフトバンクが自信でインフラ事業を行えばいい。
しかしそれは嫌だという。
他人の金でインフラを作らせて、その他人のインフラを原価以下でよこせというのがソフトバンク流だ。
これも日本全国にFTTH網を張り巡らせることなど出来ないと踏んで発言しているに過ぎない。
もしも実際にFTTH網が整備されたら、1,400円でサービスするなどと言ったことはさっさと忘れ去られるだろう。

例えば長期保有を約束したあおぞら銀行に、税金を突っ込ませるだけ突っ込ませてさっさと外資に売ってしまったとか、携帯電話の料金が複雑すぎると言いながら、自らが最も複雑怪奇な料金システムを作ったりとか。
SBM間のメールが無料だと言いながら、徐々にしかも着実なる値上げで実質有料化を図ったり、数えればキリがないほどの嘘とまやかしが渦巻いている。

自分を大きく見せようと、インチキギリギリのこともやっている。
設備の償却期間や償却方法を変更し、もはや殆ど価値のないものに帳簿上の価値を創設したりする。
某社は社内で使う鉛筆1本、消しゴム1個まで消耗品ではなく償却資産にカウントしているという話もあった。

   

Comments:2

a&d 2010年5月 7日 21:22

「大言壮語」
「羊頭狗肉」
「朝令暮改」
「自画自賛」

四字熟語の宝庫ですよね(笑)

YASU Author Profile Page 2010年5月 7日 23:50

最近の言動によく当てはまると思われる、四文字熟語は「我田引水」でしょうか...
後は、「巧遅は拙速に如かず」という孫子の教えが有りますが、どんな場合でも当てはまるものではないという良い見本ですね。
反面教師としては優秀な人なのかもしれません。

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