夏モデル(2)

N-06Aは在庫投げ売りの時期があり、これで子供用のケータイを新調した。
買い増し特価は有り難かったのだが、N-02Bは早々に発売が終了してしまい投げ売りにはならなかったようだ。

在庫のコントロールが年々良くなっているというか、恐らくは企画台数を少なめにしているのだろう。
端末が売れない時代故、スケールメリットを諦めても在庫リスクを減らす作戦か。
そのため発売後しばらくすると在庫切れの表示の付いたモデルが目立つようになる。
従来のドコモ端末はいつでもどこにでも在庫があるのが普通だったのだが、最近はSBM程とは言わないまでも在庫切れがある。

Xperiaなどは供給不足からの品切れだが、在庫コントロールによる品切れは後ろ向きの品切れだ。
売らないから売れ残るのではなく、売れないから作らない。
こうなると値崩れを待っての購入という手段が使えない。

Styleシリーズなどは比較的販売数が多いのか、色によっては在庫が残っていたりするのだがPRIMEシリーズは展示モデル数自体が減っている。
あれれと思ってドコモのページを見ると、現行販売機種のページからも抹消されていたり。
おそらく2010年冬モデル発売の頃には、この夏モデルも姿を消しているだろう。

こうした在庫のコントロールによるコストダウンと販売平均価格の維持にドコモも力を入れ始めたと言うことだ。
従来型のお役所スタイル経営から民間企業型の流通管理への転換なのかも知れない。

機能面はモデルごとに進化を続けるが、スピーカはモノラル化されたままだ。
小さな筐体でこの音質なのでステレオ化の恩恵はカタログを飾る程度ではあるが、サラウンドを使うと結構ステレオにはなる。
所がスピーカというトランスデューサは性能が大きさ依存という事もあって小型化に反する。
それを2つも搭載するのは大変だと言うことなのだろう。