着信通知

SBMは圏外時に着信があるとSMSで通知してくれる。
さすが圏外が多い事業者だけのことはある、これが結構頻繁に着信を伝えてくるし便利に感じたものだった。

ドコモは確か留守番電話サービスを契約すると同様な通知が行われたはずだ。
SBMでは便利な機能なのだが、ドコモの場合は圏外が殆ど無いのでまあいいか、みたいに思っていた。

と思ったら、今月20日からSBM同様の通知が無料で来るようになったという。
そこでさっそく電源を切って実験してみた。
SBMなら圏外を探すのは容易だが、ドコモで圏外を探すのは結構難しい。

電源を切ると電源を切ったことが通知されるはずで、なので電話をしても即座に圏外アナウンスが流れる。
そして電源を入れるとメッセージではなくSMSで「留守番 着信通知」のタイトルで発信者番号（電話帳にあればその名称で）が通知されてくる。
もちろん通知されてきたSMSに受信料は必要ない。
なおSMSを拒否設定している場合でも通知されてくる。

ドコモは奢った考え方だと思う。
この着信通知にしても積極的導入はしておらず、それは圏外エリアなど存在しないのが普通だと言っているようなものだ。
同じくメールに関しても、PDCの頃は再送すら行っていなかった。
圏外にならないシステムを作れば再送すら不要だとでも思っていたのだろうか。

しかしFOMAになって再送が開始され、再送のタイミングも何度か変更された。
圏外から圏内に入ったとたん(位置登録が行われれば)メールが着信するなど、心を入れ替えた風にも見えた。
今や圏外はエリア構築の不備だけの問題ではなく、自ら電源を切る場合もあり得る。
自分で電源を切ったのだからメールや通話着信しなくて当たり前。
ドコモは過去にはそう考えていたはずだ。
しかし競争激化と満足度向上のためには、ドコモも多少は客の方を向かなければならなかったと言うことなのだろう。