電波改善

ドコモの同様なアプリにも苦言を呈した事があったが、その真似をしたiPhoneアプリにも厳しい意見が寄せられているようだ。
そもそも圏外で測位が出来るのかとか、圏外だとアプリが落ちるとか、まあ色々と。

さらに、アプリを作る暇とカネがあったら基地局を建てろと辛辣な意見も寄せられている。
これに対して宮川氏は、社内で作ったから金がかかっていないと反論した。
そうか、SBMの従業員は無給で働いていたのか。

他にも、測位できないけれど大丈夫なのかという問いに対して、補正がかかっているから大丈夫だと回答している。
測位できなくても良いのか、ふ〜ん。
そもそもiPhoneはGPS感度が悪いので屋内などでの測位は厳しいものがある。
国産ケータイの場合はほぼ理論感度付近まで受信できるのだが、iPhoneはそうは行かない。
しかし宮川氏によれば測位できなくても位置が狂っていても補正が働いてくれるという。
まるで魔法のようなシステムではないか。

iPad版もリリースされるらしいが、あれってGPS受信機も入ってるんだ。
というか、補正できるなら測位なんか要らなそうなんだけど（笑）

まあとにかくエリア不満の多さが解る。
エリアに問題がないと言っている人もいるが、それと同じくらいエリア問題を抱えた人もいると言う事を認識した方が良い。
これはSBMに限った事ではなく、ドコモでもauでも電波が弱くて困っている人は存在する。
しかしSBM以外はエリア改善に努力しているし、FOMAのエリア改善は目に見える形で行われている。

一方でSBMといえば圏外切り捨ての姿勢を崩さず、エリア不満を訴えたところで「改善の予定無し」のお返事が来る程度だった。
現時点では改善しますみたいなポーズは見せているのだが、ドコモですら何年もかかっているエリア改善が一気に進むとは思えない。
それこそ一日数百局基地局を建てるみたいな嘘を言って終わりになるのが精々だろう。
地道な改善と努力、これは孫さんが最も苦手とする所だろうが、しかし事業者としての道を歩む以上は避けては通れないものなのだ。

基地局を建てるのは金がかかるがFONルータならタダだ。
そこで今度はiPhone利用者にルータを送りつける作戦を考えているそうだ。
ISPの規約などは完全無視、海外向けiPadを合法だと独自に解釈して国内で使うような人なので、もはや「オレが法律だ」状態か。
中継機のばらまきが新たな基準制定のきっかけになったように、ソフトバンク規制法でも作らない限りこの暴走は止まらないのではないだろうか。

Wikipediaによれば、
> FONは、FREEスポット等と同じく公の場所で
> 無線LANを使用するので、それらと同等の
> セキュリティ上の問題がある。
> また、ソフトバンクとの提携により
> 「10分間お試し接続」と言われる機能がFON_APに付属した。
> このお試し接続はメール認証を行う必要が無いため、
> ID,PASSWORDを所持しない非FONユーザーがFONユーザー
> の FONアクセスポイントを使用することとなる。
という事で、自らの契約が第三者によって悪用される危険性をはらんでいる。
もちろんSBMは「利用者が勝手にやった事」と逃げる。

トラフィック関連の話題、米AT&Tは定額制廃止だそうだ。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959CE2E0E2E3858DE2E1E2E4E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2?n_cid=DSGGL001
iPhoneなどによるトラフィックに耐えきれなくなった模様だが、2Gバイトまでが＄25はSBMよりずっと安い。
SBMの場合は約1.3Gバイト以上を使うとパケット制限の対象になり、しかも月額4.4千円以上と高額だ。
パケット代自体はVodafone地代から値上げされているわけで、日本のケータイ料金は高いと言ったのは、だからSBMは値上げするの意味だったのか。