- 2010年6月17日 11:02
基地局倍増計画は未だ始動していないようだ。
今年度中に6万基地局を増やすといった訳で、残り10ヶ月は毎月6千局増やさなければ話が合わなくなる。
過去の4.6万局の時にも、そんなに増やせるわけがない(あの時は年間で約2.5万局増やす計画だったはず)と言われ、結局外野の言うとおり目標達成は出来なかった。
今回の"吹き"はあの頃の局数の、何と2.4倍である!
年間2.5万局を増やすことが出来なかったのに、何故6万局増やせるのか。
おそらくSBMはフェムトセル込みで数を数えたかったのだろうが、うっかり孫さんがそれを否定してしまった。
さあ困った。
もっとも、前回のように突然中継局を混ぜ始めるのも一つの方法だ。
基地局は免許数こそ公表されているが、中継局をいくつ混ぜたかなど誰にも解らない。
ここが狙い目である。
ネットワークパフォーマンスは低下させてしまったが、数合わせのために中継局は役立っている。
WILLCOMの基地局用地が手に入ったことで大喜びの孫さんなのだが、中継局やこの後登場しそうなフェムトで汚れまくっている2GHz帯で使うのは難しい。
ASTELの時もそうだったようだが、場所さえあれば何とでもなると本気で考えているようだ。
確かにPHSは自律分散なので場所さえあれば何とでもなるのだが、携帯電話システムはそうは行かない。
セル制御必須なのも当然として、CDMA通信方式の特性からSONなどの仕組みがないとマイクロセルは破綻する。
ドコモはフェムトセルやピコセルなどにこの仕組みと似たようなものを規格化以前から導入しているが、実はこうした制御は移動機密度の極めて高い日本特有の必要事項なのだ。
そうなると、技術は買ってくればいいとか何とか言っていたSBMに、その技術を売る店がないのである。
それでも無理矢理基地局をくっつけまくることは不可能ではないが、セル制御もセクタ分けもSONもない局を6万もばらまいたら一体何が起こるのか。
フェムトにしても機能制限だらけでオプションサービスは使えなくなる、法人定額はダメと、誰もがコネクト出来るにもかかわらず使えない或いは定額にならない場合が起きる。
フェムトエリアにいるのか否かが明確に判断出来るなら良いが、そうでないと怖くて使えないかも。
定額だと思って通話していたら、実は従量課金されていましたとか。
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