- 2010年7月 5日 12:01
e:Sはダイハツが開発中の軽自動車だ。
10・15モード燃費で30km/lを目指すという。
いわゆるリッターカーなどに比較すると軽自動車のカタログ燃費は優れない。
この理由としてエンジンの余剰出力に対して慣性質量が大きいので、どうしてもエンジンを高回転で回す必要などがあるからだ。
実際の走行においても他の車にペースを合わせるような走り方をすると高負荷域を使う事になり、燃費が悪化しやすい。
一方でリッターカークラスとなるとエンジンにとってちょうど良い回転域や負荷域が使えるので燃費制御がしやすいというわけだ。
ではハイブリッドにしたらどうかという話になるが、まずはコストの面で難しい。
次男はサイズと重さの問題であり、結局燃費改善効果が少なくなってしまう。
ダイハツではアイドルストップなども含めた効率の追求と車重軽減で低燃費車を目指すのだという。
アイドルストップは結構効果があり、これはまあ実走行時においても効果的なのだが燃費計測時にも効く。
通常減速時には燃料カットを行って消費燃料量をゼロにするが、そのままアイドル回転数まで下げてしまうとストールの可能性が高くなる。
そこでストールしないギリギリの回転数で燃料噴射を再開してアイドリングまでスムーズに持って行く。
しかし考えようによってはアイドルも、そこに至る過程も燃料の無駄なのだ。
10モード燃費テストでは20km/hから停止(16秒間)と40km/hから停止(17秒間)、15モードではアイドリング75秒やコースティング4秒、70km/hから停止までの30秒などがある。
このテストの中で減速からアイドリングというテスト項目は、減速開始時に即エンジンを止めてしまえばベストな値が出る。
ついでにオルタネータ負荷を上げてバッテリ充電を行い、次の始動時の電力消費に備える制御を加えればなお良いだろう。
某社のエンジニアによれば、アイドルストップと充電制御で10・15モード燃費は1割ほど上げられるそうだ。
小細工が効きにくい(たぶん今のうちだけ)と言われるJC08モードでは、低燃費車というか低燃費を謳う車ほど10・15モードとの差が大きくなる。
例えばプリウスはJC08モードで計測すると14%も燃費が落ちてしまうのだが、エスティマだと1%の差でしかない。
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