新型マーチ

今度のマーチはリッター26km走るのだとか。
1200ccの3気筒エンジンはアイドルストップなども使いながら10・15モード燃費向上を目指した。

従来型マーチは19km/lだったそうで、4割近くも燃費を良くした事になる。
4気筒エンジンを3気筒にしたのもフリクションなどを低減するのが目的で、詳細は不明だがバランスシャフトなどを使って低振動化しているのだろうか。
気筒あたりの容積は300cc〜400cc辺りが効率的だと言われている。

ちなみにバランスシャフトもパワーを食う(おかしな表現ではあるが)事から、BENZは従来の90度バンクのV6エンジンを60度としている。
ちなみに日産のV6は120度バンク角と60度オフセットクランクを使ったものもある。

新型マーチのHR12DEがたエンジンは、もしかしてHR16から1気筒分を削ったもの？と言う感じだ。
また将来的にはこのエンジンに過給器を搭載した(HR12DDR)モデルも登場するのだとか。
4気筒エンジンを3気筒にする事で部品点数は2割減り、さらに生産を全てタイランドで行う事によってそのコストを従来の7割に抑えたのだという。
つまり輸送コストなどを含めたとしても日産の利益は増える方向で、今後小型車の国内生産も海外にシフトするのかも知れない。
インテリアデザインも、右ハンドルでも左ハンドルでも作れるような対称なデザインにした。
これによって仕向地ごとに異なるパーツ点数が減ってコストダウンが可能になる。

トランスミッションはお得意のCVTに副変速機を組み合わせたとなっている。
CVTは元々変速比が大きく取れないので、何かの工夫が必要だ。
無理して変速比を大きくするよりは副変速機を使った方が、少なくとも燃費のためには良い。