- 2010年7月15日 12:06
ワイヤレスジャパンで、松本氏はついにスーパーボーナスがインセンティブプランであると白状してしまった。
孫さんはかたくなに分離プランだと言い張っていたのだが、さすがに言い訳しきれなくなったのか。
もしも孫さんだったらこんなへまな発言はしないだろう。
それこそ800MHz帯が無いからとか何とか駄々をこねて話の矛先を別な方に持って行き、さらに中国市場の話などをしながら貴社を煙に巻くに違いない。
所が松本氏はある意味正直でもあるし、考えが短絡的なのだ。
物事を深く考えて行動するタイプではなく、喧嘩早い。
結局、
> ロック解除は「(販売奨励金を積んで安く売るなどの)
> ビジネスモデルを壊し、利用者のためにもならない」
> と主張した。
と書かれている。
そもそも販売奨励金を積んで安く売る、その原資を既存契約者から集めるなどは不公平だからやめましょうというのが物事の始まりだった。
そしてそれをいち早く実行したと孫さんは自慢した。
実際このシステムの発表時に記者からSIMロック解除に関して問われ、孫さんは後日考えていきたいとした。
勿論分離プランであるという主張も、分離プランだからSIMロックしない論も嘘だった。
嘘なのだが、独自基準によって分離プランなのだと言えばマスコミも「孫さんはそう言っている」と書く以外にない。
基地局数も同じで、SBMが6万局だと言えばメディアは、SBMの発表によるとと注釈を付けて6万と書くしかない。
ただ唯一日経だったかは、過去に物理メディアでSBMの真実の基地局数を書いた事があった。
松本氏は、スーパーボーナスをインセンティブプランだと宣言しちゃった。
http://www.asahi.com/business/update/0714/TKY201007140450.html
> 「iPhone狙いの圧力としか思えない。圧力には屈しない」
一体松本氏は誰と、何と戦っているのだろうか。
それと共に、今までは日本のケータイメーカはダメだとしつこいくらい言っていたのがコロッと変わった。
事業者とメーカのつながりは"世界市場と比較しても非常に優れたビジネスモデルだと主張する。"
何故か?
理由は簡単、事業者が端末(メーカ)を牛耳る事こそがSIMロック論につながるからだ。
従って以前は声高に主張していた、海外メーカのように独自の製品を世に出せなんて言えなくなってしまった。
ドコモ崇拝?姿勢も、あまりSIMロック解除を宣伝するなよとの"お願い"なのかも知れない。
さらにネットワークキャパシティの問題から、全トラフィックの8〜9割をWiFiに逃がしたいと、ここまで来るとWiFi事業者ですかという話になる。
では3GネットワークとWiFiのどこが違うのか。
マイクロセル化を進めていけば無線部分はたいして変わらなくなってくるが、接続信頼性は携帯電話網の方が上なのは勿論だ。
すると後は、WiFiは電波利用料が不要で携帯電話はそれが必要だとか、WiFiならば利用者のブロードバンド回線をタダで使えるとか、結局カネの問題だけだ。
孫さんも携帯電話機と局を建てると電波利用税を取られる、それは気に入らないと言っている。
社債を償還するために社債を発行するという、まさに自転車操業状態のソフトバンクだけに資金的には相当厳しいのだろう。
孫さんはFCFを作り出すのに必死で、メンテナンス費用も設備費用も削られている。
そうした不満が「借金が大きすぎてインフラ投資が遅れているとのご批判をいただくが、それはちょっと当たっている」発言につながったのだろう。
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