- 2010年7月30日 13:00
MediaFLO対mmbi、どちらになるのか。
MediaFLOはクアルコム方式と呼ばれるものでクアルコムがその権利を握っている。
mmbiはISDB-Tmmつまりワンセグに近いスタイルのシステムだ。
mmbiはドコモとSBMが、FLOはKDDIが推している。
当初SBMはFLOになびいていたが、ライセンス料の問題とやドコモお下がり端末をそのまま使えるようにという思惑があったのか今はmmbi陣営になっている。
インフラコストはmmbi陣営の方が安価に見積もっていて、これは視聴料金の低廉化にも役立っている。
ドコモはBeeTVを参考に、月額300円程度でなければ加入者を集めるのは難しいとした。
一方のFLO側は月額800円程度は許容して貰えるのではないかとしたのだが、FLO本拠地である米国では加入者が集まらずにクアルコム自体はFLOから撤退するのだとか。
もっともKDDIによれば事業からは撤退するがライセンス代で儲かるから良いのだ的な発言だ。
個人的に思うのは、価格は確かにその絶対値にもよるのだが、放送内容次第ではないのだろうか。
BeeTVがある程度成功しているのはカネを払っても見たくなるような番組作りが出来たからで、しかし制作側はそうは儲かっていない。
それはまだ視聴者数が不足しているからなのだが、この会員がそっくりmmbiを観てくれるとすれば加入者はすぐに100万人突破となる。
私はケータイでワンセグすら観ないのでVOD以外の動画配信にはあまり興味はない。
もっともBeeTVはケータイで用事の合間の時間にアクセスしても楽しめるプログラム作りがなされているらしいが、そうした試みはさらに必要になるだろう。
果たしてどちらに軍配が上がるのか分からないが、何なら両方式併用でも良いのではないのか。
ドコモとSBMはmmbi陣営に固まり、KDDIは一人FLOを推進すればいい。
実は両方式に対応したデコードチップはそう難しくはなく、ただクアルコム税がどの程度取られるのかなどだけが問題だ。
ちなみにISDB-Tmmの方はワンセグチップに同居させる実現方式になると思う。
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