1.8兆円

為替介入初日に投入した資金量は1.8兆円程度だったらしい。
82円台に入った頃、市場には4.5千億円の日本人の主に個人投資家によるUSD買いが集まっていたという。

もっとも4.5千億円でも実際に投資されている金額は最小でその1/50となる。
もしも、もしもレバレッジ規制がなされなければ手持ち資金量の400倍の売買が出来た。
ミスワタナベと呼ばれる個人投資家たちの力が、ハイレバレッジならばUSDの下落を防げたとは考えられないだろうか。
つまり、現在のレバレッジ規制での5千億円は規制前の4兆円にも相当するからだ。
もちろんすべての人がレバレッジいっぱいで勝負を仕掛けている訳ではないし、そんな事をハイレバレッジで行うのは自殺行為だ。
だが余裕資金率が同じだとすれば、レバレッジの差の分だけ市場資金の差になる。

レバレッジ規制で海外のFX業者に資金が逃げたのは事実だし、含み損を抱えた人が強制ロスカットされたのも事実なのだ。
取引の危険性からすれば低レバレッジの方が良いが、投資というか賭の効率からすれば100倍か200倍程度はあった方が良い。
来年には今年の規制値よりさらに半分、25倍にまで規制される。
この規制は個人のみが対象ではあるのだが、FX業者の取扱額は3割以上も減少したという。

マネーゲームを規制する事は必要なのか否か。
勿論海外では規制が無く、日本のFX業者も海外のFX業者も日本以外で日本人向けの日本語でのサービスを開始している。