- 2010年10月 2日 11:04
SBMのフェムト/ピコセル局は順調に増加しているようだ。
ただしエリア改善や通信/通話品質が改善されたという話はあまり聞かない。
免許数から行けば3年前のドコモを抜き、2年前のドコモ局数にもう少しで追いつくという感じだ。
だがしかし、実質のエリアや通信環境はとても追いついているとは言えない。
お得意の数合わせ路線は未だ健在という事だろう。
試しに関東地方の免許情報ページで最初に表示される茨城県の100免許に関して調べてみると、99免許が10mW局だった。
暇な人は手で数え、暇でない人はホームページ一括情報取得プログラムなどで免許情報をファイルに落とした後、ファイル内容検索プログラムを使って10mWをサーチすればいい。
PerlやPHPでプログラムを書いて自動取得してしまう手もあるのだが、少し工夫が必要になる。
中継局でセル半径を広げるマクロセル配置から、一気にマイクロセルを飛び越えてナノセルへと向かった。
一つは電波利用料を避けるためだとも言われているが、マクロセル内をマイクロセルで補完するならともかく圏外をナノセルで埋めるというわけにはいかない。
10mW局でどの程度のセル半径になるのか。
高所にアンテナを付ければ数百メートルはカバー出来ようが、市街地で100mは厳しそうだ。
ちなみにNTTパーソナルのCSはスロット内平均電力160mW、WILLCOMはスロット内平均4Wとハイゲインアンテナの組み合わせで1km以上のセル半径を稼ぎ出す。
グラフの方はドコモの数字がはみ出しそうなのでスケールを変更した。
SBMの独自基準による基地局数も7万とされたのでそれも書き加えた。
宮川氏によれば念願の、中継局からナノセルなどへの入れ替えも行われているという。
ドコモも真似した中継局設置などとうそぶいていた人も居たが、いったいどう言い訳するのかな。
また地上系の光化もぼちぼち行われ始めた。
従来からバックボーンの弱さは指摘されていたわけで、これも世界最大級のネットワークを使うからキャパは大丈夫だと夢を語っていた人を裏切った格好だ。
auでも数年前までは張り出し局のインタフェースにメタルを使っていた所もあった。
サスガに今はすべて光だろうが、古い設備の償却期間を延長しながら使っているエコなSBMはメタルが大部分なのかも知れない。
光化にしてもYBBのバックボーンを使うにしても、もう4年くらい前から言っているがいっこうに実現しない。
HSDPA化も他社に後れを取る一方だし、UQにはHSPA+は速くないと言われちゃうし、困ったものだ。
ドコモの2GHz帯局の増加数が鈍ってきている。
年末に向けてLTE基地局の整備に力を注ぎ、W-CDMA基地局投資は縮小するのだろうか。
W-CDMAは音声で使うと言っているが、周波数利用効率などを考えると音声部分のLTE化(VoIP)も進めたい所だと思う。
auもフェムトセル配りを開始する。
といってもauの場合はSBMと違って屋内圏外はほとんど無いだろうから、フェムト需要はドコモ並に低いかも知れない。
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