- 2010年10月 2日 20:00
当たり前だよな、そんなに簡単に解体できたんじゃ爆弾にならない。
使い捨てカメラの基板は見えているようだが電池を外すなど手が入る隙間はなく、ディジタル時計にしても同じように固定されている。
構造的にはディジタル時計のアラームが鳴るか、人感センサか、トラップからの入力が入れば使い捨てカメラのフラッシュが炊かれて液体爆弾が爆発するって寸法だろう。
時計を止めたところでトラップが無効になるわけではないから、何とかしてフラッシュを光らせないように壊さなくてはいけない。
車ごとどこかに移動させるか、とにかく保子を爆弾から離さなければ。
俺はエスティマに近づいてフロントガラスを割って侵入しようと思った。
ドアにはルームランプ用の開閉センサが付いているがフロントガラスを割ったってセンサには感づかれまい。
車載のシートベルト切断用兼ガラス割りハンマーでフロントガラスをバシッと叩いてみた。
するとアタッシュのLEDが黄色からオレンジに変わるではないか。
音か振動センサでも付いているに違いない。
最近のカーセキュリティ用のセンサを思えばその位付いていたとしても不思議はないな。
良策が思い浮かばないまま時間が過ぎる。
あと40分すれば木っ端微塵だ。
何とかして使い捨てカメラを壊さなくては。
そうだ、水につけたらストロボは発光しなくなるのではないか。
トリガ電圧はかなり高電圧のはずだから、それが漏電すればストロボは光らないはずだ。
俺は来る途中のコンビニまで戻って使い捨てカメラを買おうと思ったのだが、最近はデジカメ全盛でコンビニに使い捨てカメラは置いてないのか。
仕方なく別のコンビニも周ってやっと使い捨てカメラ、いや、コイツはレンズ付きフィルムと書いてあるが、まあ同じものだ。
残り時間はあと15分…
水をかけると言っても、その水がない。
そうだ、オシッコをかけてみよう。
これなら水より導電性も良いはずだ。
俺は道ばたで使い捨てカメラに放尿し、そしてシャッタを押してみた。
濡れた本体を持つ手に電撃を感じたがストロボは発光しなかった。
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