- 2010年10月 5日 11:03
Felicaやワンセグを搭載したAndroidスマートフォン、KDDIがこの秋冬商戦のメインとするのがIS03だ。
確かにスマートフォンを一台だけで使うのは何かと不便な点が多かった。
iPhone用にFelicaポケット付きケースが登場したりするのもそれを裏付けている。
少なくとも私の場合はFelica付きのモデルであればスマートフォンでもケータイでもどちらでも良い。
後は使い勝手やデザインや、そういった点だけだ。
つまり機能的にはケータイに追いついたと言えるのだから。
ではIS03が爆発的に売れるかというと、それは分からない。
なぜならケータイかスマートフォンかではなく、iPhoneかiPhone以外かみたいな所があるとも思うからだ。
ではXperiaはといわれると、今度はAppleかSONYかというブランド勝負になる。
我が国に置けるシャープのブランドは認知されていると言えるだろう。
ケータイでもそうだが液晶テレビのシェアによる所が大きい。
もっとも海外では15年前の日本での評価同様、サンヨーやアイワに並ぶ程度のものでしかなくサムスンよりもずっと認知度は低い。
機械やそれを使うネットワークを考えると、何かと制限の多いauであることやGSMが使えない点も心許ない部分だ。
勿論操作性というか操作レスポンスなども重要だろう。
果たしてauの巻き返しのカンフル剤になるのか否か。
iPhone同様に実質タダ路線を引き継げば、そこそこの数が出るかもしれない。
auのauマートフォンは8円ケータイではあるのだが、8円で定額通話が出来る訳ではない。
従ってSBMのばらまき作戦の時よりもお得感が低いのだ。
後からSBMを真似したにもかかわらず、SBMよりお得感が低いのは駄目だろう。
指定先通話無料などを絡めた上での実質タダならインパクトがあると思うし、スマートフォン誘導であればこれもSBMと同じくパケット代の割引なども必須だ。
IS03を買うと2年間実質パケット代が無料というプランでも出してみたら面白いというか、そのくらいの事を行わないとSBMのイメージは崩せない。
開業以来タダだゼロ円だと叫び続けて、安い/安っぽいイメージを築き上げたSBMに価格で勝負巣を挑むのは難しい。
では実際にSBMが安いかと言えば決してそうではなく、確かにiPhoneなどはインセンティブががっぽり乗ってはいるが通話/通信料での"収穫"が行えているのも、孫さんの天才的集金能力なのだ。
いくら数合わせに必死になってもSBMのネットワークがドコモを超えられないように、auが安売りをやったとしてもSBMの安売りイメージの上には立てないと思う。
富士通が2画面ケータイにTATの技術を使った試作機を作ったようだが、価格での競争が出来なければ機能や見栄えが重要になる。
日本の高価格帯液晶パネルはiPhoneに使われているものより数段優れた特性を持っている。
ならば、こうした視野角に依存しないUIだって可能なのではないだろうか。
http://www.youtube.com/watch?v=7SImOIMcMlk&feature=player_embedded#!
本来なら有機ELなどの方がふさわしいのは確かだが、シャープだからという事で。
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