有機EL

高解像度化の苦手な有機ELは、auのモデルではちょっとインチキくさい解像度表示になっていた。
ドコモから出る予定のGALAXYはどうなのだろう。

確かあのインチキ方式は人間の視感度の高い緑だけを解像度分並べたもので、赤と青は間引いているんじゃなかったかな。
なので色によってはにじんだような発色になり、ざらつきが目立つ。

有機ELのもう一つの欠点というか弱点は輝度の問題だ。
これは液晶テレビとプラズマテレビの違いと同じだと思えばいい。
液晶テレビはコントラストが低く暗い部屋で見るとボロが出るが、バックライトさえ明るくすれば輝度を上げる事が出来る。
プラズマは逆にリビングの照度で見てもしっかりした絵が映るが、明るい所で見ると輝度が物足りなくなる。

有機ELと液晶を直接比較した記事がある。
http://japanese.engadget.com/2010/06/22/xperia-desire-galaxy-s/
確かにHTCに比較すると見やすくはなっているが、直射日光の下では厳しいものがある。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20101006/1033272/?P=3

N-04Bの背面には有機ELでサブディスプレイが付けられているのだが、これも屋外ではまず実用的輝度にはならない。
手で覆うとか、何かしなければそこに文字があるのかどうかすら確認出来ないのだ。
確かに暗い所で見ればコントラストが高くて綺麗ではあるが、実用的かと言われると何とも微妙なのである。