- 2010年10月10日 11:04
ドコモはこの冬からLTEサービスを開始する。
おそらく音声移動機がLTE対応になるのは1年先だとは思うが、わくわく感はある。
これはHSDPA開始時と同じような感じで、やはり通信速度は速いほうが良いし遅延は少ない方が良い。
携帯電話は短いメールと通話だけで十分さという人にはあまり関係ない事かとは思うが、通信を主体としていじる人にとっては無視できないことではないだろうか。
非HSDPAがそうであったように、HSDPAも熟成の時まで来てしまった。
エリアカバー率は既に100%(SBMはそうではない)だし、まあそこそこ速度も出る。
規格上は14Mbpsまで増速可能だが、それこそフェムトセルのような専用基地局を置かない限り実用的にこの速度で通信は出来ない。
セル内利用者が2人になれば、帯域をシェアしなければならなくなる。
CDMA方式の強化版であるHSPA+はセル半径の縮小を伴うのでインフラ再構築が必要になる。
現行のままで使えばHSPA+の恩恵を受けられる人は限られてしまう。
SBMの場合は地上系も弱いので無線区間だけを広帯域にしても無理がある。
DC-HSPAとなると速度を2倍にするために帯域を2倍使うのだから効率は変わらない。
無線区間が空いていればそれでも使い道はあるが、そのためには密な基地局配置が不可欠となりこの点でもSBMには似合わない。
もっとも1.5GHz帯の空いている部分を使えば、あとは地上系の整備だけで何とかなる。
ここを使って、それこそPC定額でも行えば利用者にもメリットが出てくるはずだ。
2つの基地局を1人が占有出来れば、理論的な無線空間の速度42Mbpsも夢ではないのだ。
LTE音声移動機までの1年以上は、あまり話題のない時が過ぎるのかもしれない。
スマートフォンは続々と出てくるだろうし、ケータイも冬モデルがすぐそこにある。
でもなぁ、NEC製はバグだらけで何万円も出して買うようなものでもなさそうだしなぁ。
取り残され気味のauはこの冬モデルからマルチキャリア対応機を出し、2012年にもLTEシフトを行う予定だ。
LTEは当初言われていたとおり800MHz主体だが、バンド幅10MHzと広く取る計画だ。
また1.5GHz対もLTE用として整備を進め、遅れを取り戻したいとしている。
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