今週の相場観

マネックスJooのデモ取引は行っている。
81円台前半で買い81円台中盤で売るという戦略で儲けは大きい。

何しろ1回の売買が50万USDなのだから。
まあデモだから出来る話で、リアルマネーだと証拠金が1千万円くらい無いとリスクが過大になりそうだ。

日本時間の火曜日だったか、米財務長官はドル安戦略は採らないとした。
その一方で人民元は安すぎると言った。
ドル安戦略は採らないから人民元も上げるという事なのか、それは相対的にドルを安く見せる事に他ならない。

日本の首相も同じような事を言っていたかな。
財務大臣は円高を阻止すると言い、総理は中国や韓国の自国通貨安誘導は行うべきではないと。

結局国内の景気が悪いと輸出に頼る事になり、それには自国通貨安が有利になる。
ところが世界中の景気が上向いてくると、自国の資源を多買う売りたいから自国通貨高を望むようになる。
自国通貨安を望む国と自国通貨高を望む国があれば利害は一致するが、その双方共に同じ方を向いてしまうと困る。

世界中が自国通貨安を望んでいるのが今の状況であり、自国通貨高を望んだのはバブルの頃だ。
今や世界の経済の連動度は昔の比ではない。
それこそアメリカが風邪を引くと日本が肺炎になると言われた時代とは違い、今やどこかの国で何かが起きればそれは世界中に伝染する。

円高傾向に歯止めがかかった感じはしない。
木曜日には東京時間でも安定的に80円台に入った。
やはり毎月2〜3円の円高シフトは続いていると見るのが良いのだろうか。
すると年内に75円、まさかと思うなかれで今は15年ぶりの円高水準にもかかわらず政府は何の策も講じる事が出来ない。