実感

モバゲーやGREEではアイテムに金を払った人が好成績を上げられるようになっている。
これによって有料アイテムを売るビジネスモデルだが、だからと言って無料では駄目かというとそうでもない。

前回は無料登録でゲーム上のお金を手に入れたらどうなるかを書いた。
これによって得られる金額はたかだか数百円相当ではあったが、その後私は1500円相当もの「大金」を手に入れる事になる。
といっても悪事を働いたわけではなく、新規契約したケータイを「紹介」しただけだ。
モバゲーもGREEも他人を紹介すると1500円相当のコインが貰える事になっている。
(Yahooモバゲー経由だと300円相当に圧縮される)

アイテムは数百円程度のものなのだが、この効果がまた絶大なのだ。
これなら金を払いたくもなるよなぁ、良くできているなと思う。
一般のオンラインゲームなどでも同じなのかも知れないが、いったん金を使って上位に食い込めばそのポジションを維持したくなる。
とすると、さらに金をつぎ込んでいかなければならない。
それで得られるのはゲーム上の順位だけなのだが、ゲームに熱中すればその順位こそが重要になってくるのだろう。

オンラインゲームというと連続してプレイしなければならないみたいな感じもするのだが、モバゲーなどのFlashゲームは適当に中断させる事が出来る。
というか、(ゲーム中での)体力不足になったりストレス過多になるので有料アイテムを買わない限りはお休みするしかない。
まあカネのある人は有料アイテムを買ってゲームし続けるだろうが、オトナとしてはそこで中断また明日というあきらめのきっかけになる。
中高生からオトナ世代へのシフトを図るモバイルコンテンツ屋は、こうした適当な時間だけ適当なタイミングで遊ばせるコンテンツ作りを進めているのかも知れない。