使い方

スマートフォンブームと言われているが、NEWS ポストセブン によれば、『「スマートフォンをビジネスに生かす方法」なんていう本や雑誌の特集がたくさん出回っているから、「これはビジネスに役立つツールだ」と思っているかもしれないが、それは逆。買ってはみたけど特に使い
道がないから、じゃあ仕事に生かせないだろうか、という発想なのである。』と書かれている。

ITProにも同じような記事があり、「iPadの活用方法に悩んだら、まずは自社の経営層に配布するとよい。彼らからア
イデアが生まれる」とある。
つまり、必要だから導入したのではなくSBMが配ったものを貰いはしたが使い道が思いつかないという事だ。
同記事には「出荷されたiPadの約半分は企業が購入している」とある。
民間企業が使い道のないものを導入するには明確な理由があるはずだ。

こうした、いわば余ったiPadを有効利用するための有料セミナーみたいなものもある。
金を払ってでもiPadの使い道を模索したいと考える企業が多い事になる。

今でこそPCを買ってなにをやるのかなんて話は聞かれなくなり、それはインターネット接続が一般的になったからだとも言える。
これがWindows出始めの頃だと、いったいPCで何が出来るんだい？家計簿？年賀状作り？ずいぶん高いおもちゃだねぇなんて話になったものだ。
iPhoneやiPadはインターネット接続も出来るのだから、ブラウザやメーラとして生き残る道はある。
しかしNEWSポストセブンは「だったらPCで良いじゃないか」と。
そう言われてしまうとそれまでだ。
iPadがあればPCは要らないというのは少数派だと思うが、PCがあればiPadは要らないんじゃないのと思う人は多いだろう。

しかし使われるばかりがビジネスの成功ではない。
なぜなら使われなければクレームも来ないからだ。