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中古電池


  • Posted by: F&F
  • 2010年11月 6日 15:05

ハイブリッド車やEV全盛になると、劣化したバッテリの量も半端ではなくなる。
プリウスなどはNi-MH電池を使っており、これは焼却して溶かされて合金材料になるという。

Ni-MHはニカド同様にドライ化による劣化や吸蔵合金の劣化(というか、そもそも水素を含んでいるから劣化するはず)で、こうなると急速に容量が低下する。
ハイブリッド車用のNi-MHバッテリは、2年後に容量が約7割に減少し10年後には5割程度に落ちるという。
まあ普通のバッテリに比較すれば長寿命と言えるのだが、サンヨーによれば充電率を20%〜80%に抑えている事も寿命に貢献しているらしい。

EVとなると充電率は100%に近づけたいわけで、この点からすれば電池寿命は短くなりやすい。
もっともLi系のバッテリではそもそも厳格な充電制御が不可欠であり、ある程度確立された技術もある。
来月にも発売される日産リーフは、劣化バッテリを家庭用として再利用する事も検討するという。
日本経済新聞

自動車用としてNi-MHがいつまで残るのかは分からない。
重量や容積が、同容量Li系のバッテリ3倍にもなるが価格は1/2でいい。
電動アシスト自転車同様、安価なモデルにはNi-MHを使い付加価値の高い車にはLi系が使われるのかも。

燃費スペシャルとしてのプリウスなどはLi系を使いたい所だと思う。
それこそカタログを飾るだけの軽量化モデルのように、スペシャルモデルだけでもLi系バッテリ搭載でカタログを飾りたいだろう。
しかしTHSがそれを拒んでいるのではないのか。
という話は雑記にでも書こうと思っているのだが、あのシステムは電池に厳しい特性を要求するのではないかと思う。

   

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