- 2010年11月13日 13:00
米国では電子書籍市場が急拡大しているそうだ。
日本でも電子媒体による情報提供は進んではいるが、まだまだ物理媒体の比率も大きい。
従来から言われている事だが、日本人というかアジア人は目に見えないものに金を払う事が好きではない。
中国人がデータをコピーして売っているのも同じように、むしろ何故コピーしてはいけないのかという感覚だ。
日本の場合はもう少し文化レベルは高いと思うが、たびたび例に出すiPhoneアプリの価格などに関しても同じような感じを持っているのではないかと思う。
適正な価格がどこにあるか、その価格をどう感じるかは使う側の自由ではあるが500円を超えるようなアプリは一律「高い」でひとまとめみたいな感じがする。
情報の品質と価格はそれを売る側の意識にも問題がある。
孫さん自慢のビューンにしても、電車の中刷り広告に毛の生えた程度のものでカネを取るのかみたいに言う人も少なくはない。
売れ残りを古本屋が回収してきてそれを配ったって価値なんか無いんだぞと。
電子書籍とまでは行かないが、ケータイ小説やケータイコミックは珍しいものではない。
マンガは試見した事があったが、縦横スクロールが必要だったりして見やすいとは思えなかった。
ようするに既存の物理媒体向けのレイアウトをそのままケータイ画面で観ようとするから無理があるのだ。
文字のみの小説の場合はもっと見やすくて、縦書き横書きが選べたり文字の大きさを変更出来たりする。
電子書籍の向かう先がどこなのかは分からない。
以前書いたように音楽やアニメーションなどを入れた、テレビ小説ではなく電子小説として新たな分野が出来るのかも。
この縦横スクロール問題はiPhoneなどでも同様に見にくい。
最近ではiPhone向けのホームページなどの整備も進んで来て、横幅の狭い(ケータイ向けのような)レイアウトを採っている。
もちろんFlashなどは使わず、リンクをタッチしやすいようにスペースを空けて画像を付けたりもしている。
縮小や拡大のスムーズさで売るiPhoneだが、実はその操作をだるいと感じるユーザが多いわけだ。
こうした操作面のチューニングというか、それに合わせたレイアウトの電子書籍がなければやはり機器は活かせない。
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