- 2010年11月15日 13:02
ドコモのLTE免許周波数はバンドの一番下と一番上にある。
本来ならば連続した10MHz幅を使いたいだろうに、何故こうなっているのか。
いや、もしかしたら屋内用では連続した10MHz幅が使えるのかも知れない。
真ん中を抜く事が出来ないのはCDMA用の制御チャネルなどがそこに入っているからだろう。
ドコモの場合はHSDPA専用物理バンドを使っており、これを移動させるのも都合が悪い。
いつか書いた事があるが、ドコモの場合はパケット接続ごとに違う物理チャネルを使う事もある。
これはセル内利用者などのバランスを取らなければならないCDMA方式の宿命か。
LTE受信機で20MHz幅を全て受信して処理する事は可能である。
CDMAは狭帯域で見れば平均パワーが小さいので、受信機が頑張ればこれが出来るかも。
もっと頑張ればCDMA帯域はCDMA復調し、LTE帯域はFFT処理を行う事だって出来る。
もっとも直交していないキャリアに対してFFT処理を行う(行わざるを得ない)ので、十分なビット数がないと丸め誤差やオーバフローで性能劣化が起きる。
免許されている帯域は2つあるが、利用されているのは1つだけのようだ。
いくらOFDMAだといってもシングル物理チャネルで運用するのは厳しく、その点から2つの帯域を確保しているのかも知れない。
ドコモとしては音声なども含めて全てをLTEにしたいだろう。
周波数利用効率からしてもその方がずっとお得だし、クアルコム税からも逃れる事が出来る。
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