- 2010年11月26日 12:03
ダイアモンド社の電子書籍が累計40万ダウンロードを達成したそうだ。
これが多いのか少ないのかはよく分からないのだが、同社は成功と見ている。
配信書籍は物理媒体用の他に電子媒体用として構成し直し、ビューワも自社開発するなど力を入れている。
既存のビューワに合わせたデータを作るのではなく、あくまでも日本人が読みやすいビューワを作ってそれに向けて配信するというやり方だ。
iPhoneなどの画面を想定したレイアウトを行うと、1冊の本のページ数が数百にまでふくれあがるそうだ。
これは1ページに表示出来る文字数が少ないからで、それをフリック動作でページをめくり続けるのは相当疲れるという。
もう一つはビューワにしても書籍にしても20MBを超えないデータ量に抑える事。
これは20MBを超えると3G回線でのダウンロードが不可能になるためで、気軽にダウンロードが出来なくなる。
もっともSBMの回線で20MBをダウンロードするのもかなり根性がいるとは思う。
価格も重要だと言い、iPhone利用者に買って貰えるのは精々数百円が限界。
特殊なものでない限り千円を超えられないというのが常識だそうで、ダイアモンド社でも物理媒体の書籍の半額程度を目安にするとしている。
ただし市場の声を聞くと「それでは高すぎる」となり、あとは利益を削るしかない。
現在の電子書籍マーケット規模は物理媒体書籍の数パーセントあるかないかだそうだ。
今後Android端末などがどこまで電子書籍マーケットを広げてくれるのかに期待を寄せるという。
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