光の道

新聞広告だけかと思ったらWeb広告も出していたのか。
場外乱闘がお好きな孫さんらしいと言える。

ソフトバンクの構想というか妄想は800MHz帯寄こせの時の独自プランのようなもので、全く話にならない。
なのでF&Fでも詳しく取り上げる事はしなかった。
孫さんの望みはただ一つ、国策によってADSL廃止を宣言して欲しい、それだけだ。
斜陽のADSLを維持するコストは馬鹿には出来ず加入者数の減少はスケールメリットも失わせてしまう。

iPhoneとADSLがあればFTTHは要らないと叫んでいたわけだから、自分の口からADSLは廃止しますとは言えないだろう。

ソフトバンク版光の道構想には、何としてでもアナログ回線を廃止させたいという怨念がこもりまくっている。
全国わずかであってもメタルが生き残っていては困るのだ。
勿論それは無理な計画だとバレてしまったので、ソフトバンク案は却下された。

投資家を騙すのはお得意なのかも知れないが、その調子で何でも出来ると思ったら大間違いである。
孫さんは金を集める事にかけては天才と言っても決して過言ではないと思う。
あのVodafoneを立て直した実力が全てを物語っている。
ただしこの先有効に収益を上げられれば、かも知れない。
実質的には赤字で終わる事になるであろうADSLの二の舞では格好が付かない。

おそらくSBMでもっとも弱い点はインフラと技術力のなさだろう。
孫さん自身もWILLCOMを手に入れて、技術力が付属してきたみたいな事も言っていた。