F-01C

タッチパネル搭載機種が減っていく中で、タッチパネル部分をチューニングしてきたのがF-01Cだ。
タッチパネルの他にも操作レスポンスなども向上させているという。

ベンチマークテストを行ったわけではないのだが、ハードウエアは従来のものを継承しながらソフトウエアの最適化でレスポンスアップを図ったという。
NECはメモリ搭載量を増やしたと言っていたのだが、富士通はどうなのだろう。
オペレータパック搭載には沢山のワークメモリが必要になるとも聞く。

この冬のモデルは機能追加が少なかった分、各社共に従来機のチューニングに力を注いだのだろう。
従来これは夏モデルで行われるのだが、LTE開始も近づいているとあってサイクルが変わったか。
もう一つはスマートフォンの開発と市場の開拓で、スマートフォン側でのサービス強化が急がれているのかも知れない。

富士通と言えば質実剛健で地味な感じを受けたのだが、最近では機能強化に余念がない。
健康機器連携も指紋認証も早かった同社だが、F-01Cでは温度や湿度センサも搭載している。
温度センサは、トモすると機器の内部温度を測ってしまう事になるので難しい。
湿度センサも防水機の場合はそこに水がたまってしまっては駄目だ。

ポケットやバッグの中ではその雰囲気環境を計測する事になるが、各種センサを搭載する事は可能性を広げる要因になる。
ハイエンドケータイ派スマートフォントの勝負の時代になると富士通は分析するが、元々機能的にはスマートフォンより優れている訳で、勝負が価格になったりしたら辛いかも。