UPS(10)

UPSに挿入するネットワークカードはAP9617という品番だ。
これより古いものもあるし新しいものもあるが基本機能は余り変わっていない。

古いものはネットワーク速度が10Mbpsのみであり、9617は10/100自動切り替えだ。
その他にアナログインタフェース付きのものやリレー接点付きのものなどがバリエーションとしてある。
リレー接点付きのものでPCの遠隔リセットなどは使い道がある。

私が買った中古品は付属品が無しだった。
シリアルケーブル(専用品だと思っていたので)無しだと設定も出来ないのかな、ゴミになるかな、そう思っていたのである。
カードのIPアドレス設定にはシリアルケーブル接続が必要だと書かれているからだ。
当初私はカード上のコネクタにシリアルケーブルを接続するのかと思っていたのだが違った。
シリアル信号はUPSのシリアルコネクタに出力されてくると言うことで、接続はAPC Null Modem Cable 940-0103 を使えと。
しかし他の資料を見ると付属のケーブルでなければダメだとか、そのケーブルは別売りはしていないとか書かれている。
販売店のページに行くとこれまた違った品番で、しかし内容を調べてみると(TxDが接続されていないので)怪しい。
ちなみにapcupsdなどをシリアル接続する場合は専用ケーブルが必要になるので、ネットワークインタフェースカードを挿すとピンアサインも変わるのか。

1500RMは稼働中なので、SU1400にこのカードを挿入する。
もしかしたらシリアル接続する必要がない状態、つまりリセットされてDHCPによるIPアドレス取得モードになっているかも知れないのでネットワークケーブルを挿してみる。
ステータス表示はネットワークコネクタ両側のLEDを見る。
コネクタに向かって右側はカードのステータスを表示する。
緑が点灯：正常
橙が点灯：ハードウエアエラー
緑が点滅：ネットワークエラー
橙が点滅：BOOTPリクエスト待機中
橙と緑が交互に速く点滅：ネットワークカード起動中
橙と緑が交互に遅く点滅：DHCPリクエスト待機中

コネクタに向かって左側はネットワークインタフェースのステータスを表示する。
緑の点灯：10Mbpsでコネクトしている。
緑の点滅：10Mbpsでコネクトし、データの送受信が行われている。
橙の点灯：100Mbpsでコネクトしている。
橙の点滅：100Mbpsでコネクトし、データの送受信が行われている。