増えたスマートフォン(2)

片手での操作が難しいスマートフォン、その大きさも相まって操作感そのものは余りスマートではない感じがする。
GoogleMapは回転機能が追加されたが、それには2本の指による操作が必要だ。

ハードウエアキーがあれば何でも出来るのに、なんか無理矢理感が漂ってしまう。
これは画面をスクロールさせるのかそのほかの操作を行わせるかの判断が出来ないためだ。

同じ事はVNCアプリなどでも言える。
リモート操作しているPCの画面をスクロールさせたいのか、自分の画面をスクロールさせたいのかの区別が出来ない。

文字入力も、普段そこには文字入力キーがないのだからまずはそれを呼び出す必要がある。
折りたたみケータイは開く手間が面倒だというストレート派の方も少なくはない。
ワンアクションだったとしても面倒だと感じる人には面倒な操作になる。

音声による検索などを宣伝しているが、これもキー入力の手間を省く一案だとは思う。
ケータイでも音声検索や音声によるメール作成機能はあるが地味なものだ。
音声を入力して解析を待つよりもキーで入力してしまった方が速いからである。

タッチ操作で全てが出来るUIは素晴らしいと絶賛する方もいるが、私はそうは思わない。
簡単な事を簡単に行わせるには良い方法だが、それ以上の事を求めると破綻する。
Appleにしても外部キーボード接続を許したではないか。

iPhoneはともかくとして、Androidは今後操作性向上策を何か持ってくるだろうか。
キーを増やすというわけにはいかないし、今度は3本指を使うとか？画面をタップしてモールスでコマンドを与えるとか？バカな。
T9やフリックのような、癖はあるけれど統一的な何かの操作法が確立されれば面白いと思う。