- 2011年4月18日 13:04
原発事故から1ヶ月が経過した。
福島県の線量は徐々に低下しているようだが事故以前とは2桁くらい違う。
例えば平均2マイクロシーベルトの環境に1ヶ月居ると1.4ミリシーベルトの被爆になる。
これは外部被曝のみで、実際には放射性物質を吸い込むこともあろうからもう少し増える。
ただし屋内にいると線量は1/5位に下がると思うので、その分は減る。
食べ物はどうだろうか。
ICRPの換算値によれば、放射性ヨウ素300ベクレルが含まれた水1.5リットル、牛乳500ccなど合計2リットルを飲んだとすると1ヶ月間の被曝量は約400マイクロシーベルトだ。
他にも野菜だとかコメや魚介類なども食べるとすると、おおざっぱに見積もって月間1ミリシーベルト程度。
これに環境からの被爆を加えると2.4ミリシーベルトとなる。
食材などは洗ったり色々すれば線量は減るとは思うが、逆にその辺に置いておけば放射性のゴミが付着するかも知れない。
この程度で直ちに危険とは言えないが、出来れば子供などは被爆させたくないだろう。
直ちに危険ではないが、この後年単位に渡って被爆し続けるとなれば危険にさらされることになる。
原子力安全委員会は年間被爆限度量を従来の1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに緩和するとしていた。
しかし福島市や郡山市の例で行けば、年間20ミリシーベルトでも引っかかってしまう恐れがある。
東大の中川准教授に言わせれば年間100ミリシーベルトなら大丈夫だそうだ。
ラジウム温泉はどうなのか。
場所によっても異なるのだが、おおむね0.1マイクロシーベルト程度らしい。
温泉宿の人が病気にならないと言うことは、この線量ならばずっと浴びていても大丈夫と言える。
年間換算1ミリシーベルト以下だからか。
※これらの他に、自然界から受ける放射線量が年間2〜3ミリシーベルトはある。
最近になって計画避難だ何だと言い始めたエリアは、積算被曝量が95ミリシーベルトに達しているらしい。
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/77b1f6c632e436b9bd3d14d5796877ee/
風などによって放射性物質波より遠くにまき散らされるだろうし、土壌汚染も海洋汚染も気になる。
さらに夏場に台風が来れば、被害範囲はもっと広がってしまう可能性がある。
放射性物質の拡散防止には3ヶ月を要するという。
是非台風が来る前までに対策を講じて欲しいと思うし、それにしても3ヶ月間は現状と同じレベルの拡散が続く。
- Newer: トップページが更新されました
- Older: 燃費
コメント投稿には JavaScript が必要です。ブラウザのJavaScript 機能を有効にしてください。
サインインしなくてもコメントの投稿は出来ます。
サインインしている場合はお名前などを入力せずに、そのまま投稿できます。
登録は簡単&それによって何かが起きるわけではないのでお気軽にどうぞ。
登録ページ書き込み→確認メール送信→確認メールのURLクリックで承認、の手順です。
確認メールに書かれたURLにアクセスしないと登録は完了せず、正しいログイン状態に移行できません。
コメント投稿完了までには少し時間がかかります。
二重投稿にご注意下さい。