- 2011年6月30日 13:01
マツダは次世代ロータリエンジンを諦めていないようだ。
autocar誌によれば、新たなロータリエンジンはレーザ点火によって実現されるであろうとしている。
この記事を紹介したメディアによって解釈がざまざまなのが面白い。
レーザイグニッションを採用する理由として、点火プラグに要するスペースを節約する論もあれば連通孔の径を小さくするためだとしたものもある。
私としては後者が正しいと思う。
なぜならば、イグニションプラグは当然燃焼室に付いているわけだが、アペックスシールがそこを横切る時にはイグニッションプラグの穴によって燃焼室がそれと隣接する気室とつながってしまう。
すると燃焼ガスは吸気から圧縮行程にある部屋に漏れ出す事になって内部EGRが過大になる。
この、コントロールしにくい内部EGRは排ガス浄化にインパクトを与える。
もともとHCが多くて欧州規制への適合が難しいとされているロータリーエンジン故に、このあたりの改善は必須ではないだろうか。
燃焼室にプラグを突き出させる事も出来ない。
そんな事をすればアペックスシールに当たってしまってエンジンが回転しなくなる。
従ってプラグの電極は連通孔の奥の方にある。
さらに連通孔の直径はプラグの径より小さくしてあったはずだ。
これによって着火性能は落ちる事になる。
だったらロータにプラグを付ければ良いのになと思った。
そこでマツダは考えた。
レーザの熱で点火しようと。
おそらくは中出力の半導体レーザが使われると思うのだが、熱的問題は大丈夫なのだろうか。
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