ホームU

ドコモはホームUを終了する。
無料試用期間を使って検証してみたが、マトモには使えなかった。

http://www.fnf.jp/homeu.htm
定期的に何らかのデータを送ってNATタイマを維持しようという試みは解る。
PCのリモート制御システムであるTeamViewerも同様な方式になっている。
TeamViewerは適当なサイトに接続を試みながらNATタイマを保持しようとするようで、ルータのNATテーブルメモリをあふれさせる場合がある。

ホームUはセキュアなVPNによってインターネットを経由しながらiモード網に入れるような仕組みだ。
これによってiアプリも3G接続と変わらず使えるし、050番号のIP電話も使えるようになる。

考え方は間違っていないが、双方向の通信を行うためにはルータの設定をそれなりに行わなければならない。
それをNATタイマの自動保持で解決しようとしたのがそもそも間違いの元だったと言える。
UPnPでも使えばそれで済んだのに。

いずれにしても、このホームUは終了となる。
ドコモとしては今後はフェムトセルで対応すると。
確かにその方が良い。

では何故あの時点でフェムトセルを使わなかったのか。
実はWiFi接続は企業向けの構内システムなどで従来から使われていたものであり、それを一般用に解放したものなのだ。
フェムトセルに関しては公衆基地局との干渉問題、位置情報の取得に関する問題や全てのサービスに対応出来ないなどの制限が未だにある。