- 2011年7月13日 13:02
CDを通して光量が落ちたところで、発光点をデジカメで撮ってみる。
もっと光量を落としたいのだがCDを2枚にすると見えなくなる。
それでも何とか発光の様子はわかる。
発光部の球状の部分全体が光っている。
発光部が点に近いほど配光設計が楽なわけで、キセノンの場合はその意味では点光源とも言い切れない。
写真では解りにくいのだが、電極は赤熱している。
これは定格である35Wでドライブした時の様子だ。
もっと倍率を上げて撮れないかなと言うお話は又明日。
HIDバルブの電極はタングステン、それが封入密閉度を上げるためのモリブデン箔に接続されている。
電極は通常はモリブデンであり圧着によって電線と接続される。
AC点灯用は両側の電極は同一サイズだが、DC点灯用は電子の移動による電極摩耗や電子放出などを考慮してカソード側とアノード側の太さや構造を変えるのが普通だ。
一般的にはDC用の方がショートアーク化が出来て、そのため管電圧と菅電流がAC点灯型と異なる。
しかし中国製に関しては特にギャップには差がないように感じる。
電極は太さが少し違う。
コネクタというか電線の出ている側の電極がほんの少し太く、これは赤い線につながっている。
なお赤い線が+極かどうかは分からない。
通常アノード側が温まりカソード側が減るような気がする。
カソード側から電子が放出され、それと一緒に金属も出て行ってしまうからだ。
イグニションプラグもカソード側が減る。
しかしこれ、陽子説というのものあるそうだ。
マイナス電極に向かって陽子が衝突し、それは電子よりずっと重いものなのでカソードが減る。
点灯時の内部圧力は10気圧以上になるとされている。
ちなみに電極の融点は3380℃だ。
続く…
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