- 2011年7月30日 14:01
超薄型DCバラスト、小型軽量コンパクトで安っぽい。
中華バラストの改造は慣れたものなので色々いじくり回してみる。
って、これは交流バラストでも一緒か。
とりあえず使うのではなくいじるために入手しているのだから。
このDCバラストというかDCドライブだと立ち消えしにくい事があげられる。
定格電力よりかなり下げてもDCによる連続放電のためなのか、消えない。
新品バルブならば5W以下でも点灯し続ける設定が可能だ。
電源電圧を変えてもドライブ電力は変化しないはずなのだが、中華バラストはインチキ定電力ドライブなので変化する。
最低点灯電力の4W程度に設定し、電源電圧を変えていくと電圧を高めた方でより電力が下がる。
実は前回いじったTL494のバラストも同じ傾向で、電源電圧を上げていくとドライブ電力が下がったのだ。
何故かなと思っていたその部分を今回は調べてみた。
TL494系の電源と、DC-DCの電源を分離して動作させてみる。
本来であれば電源電圧に関係なくバルブドライブ電力が一定になるように制御されるべきなのだが、中華バラストは違う。
電源電圧を下げるとドライブ電流が増加する。
ようするに、電源電圧が下がるとドライブ電力が下がるはずだからその分電流を増やしましょうねという制御なのだ。
本来は管電圧をチェックしなければ定電力ドライブにならない訳だが、管電圧のチェックは断線などの異常検出程度にしか使われていない。
従ってTL494系の電源を一定電圧に固定しておくと、DC-DCへの電圧によってリニアにバルブの明るさが変わる。
TL494の最低動作電圧は7Vで、これ以上をかけたままDC-DC部への電圧を下げていくと4V程度で動作しなくなった。
逆に言えばTL494に適正電圧さえかけておけば4V程度まで駆動電圧が下がってもバルブは消えない事になる。
TL494の電源電圧を一定にしたまま、パワー調整で入力電流を例えば2Aに設定するとDC-DCの入力電圧が5Vだろうが15Vだろうが2Aの消費電力で動作する。
つまり定電流ドライブそのものだ。
定電流と言っても菅電流を一定にしているのではなく、あくまでもDC-DCの駆動トランジスタのソース電流を一定に制御しているに過ぎない。
なお基板上には管電流を制御する風なパターンの残骸?もあるのだが、残骸であって使われてはいない。
続く…
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