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強化コイル


  • Posted by: F&F
  • 2011年7月31日 11:03

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強化コイルとは一体どんなものなのだろうか。
開磁路コイルが一般的だった頃、一回り大型のコイルが売られていたりした。

コイルは沢山の電流を流せば大きなエネルギが蓄えられる。
沢山の電流を流すためには線を太くしなければならず、多くの磁界を作るには沢山線を巻きたい。
沢山線を巻くとインダクタンスが増えるので電流の立ち上がりが遅くなる。
そこでコイルの直流抵抗を小さくすると共に、直列に抵抗を入れて疑似定電流ドライブを行ったものもある。

いずれにしても強化コイルには沢山の電流が流れ、ポイントが傷む。
電子点火が主流になって以降は、ドライバの能力の問題もあって強化コイルは少なくなった。
閉磁路コイルが増えてきたり、ダイレクトイグニッションが主流になったことも関係していると思う。
ECUのチューニングでドエル角を増大させて、特に定回転域で点火を強化するなども行われたがドライバやコイルが過熱するケースもあった。

単車の場合はアイドリング回転数も高いし、常用回転数も高いので低回転域の燃焼特性は四輪車ほど重視されないのかも知れない。
重視されるとすれば、それは排ガス対策のためだろう。
低回転域を犠牲にすると言っては変だが、高回転域に特化するとすれば小さなインダクタンスのコイルが良いとなる。
CDIに関しては↓に書いている。
http://www.fnf.jp/cdi.htm

CDIをいわゆるイグナイタとして使い、その後高圧電源から放電に必要な電力を供給するのが最強だと言える。
仕組みは昨日書いたとおりなのだが、回路規模はそう大きくはないので自作も可能である。

点火に必要なというか、不必要なほど強力な熱量として100mJと仮定する。
これは28μWh位になるかな。
ということは放電時間を2mSとすると50Wか。
コンデンサにためておいて放電させるのが簡単そうだが、HIDバラスト改造なら出力も十分すぎるほどある。

   

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