- 2011年7月31日 12:03
TL494に与える電圧を一定にするには別電源を用意すればいい。
試しにDC-DCコンバータを付けてみた。
これは絶縁型をDCバラストの上に二階建てにしたものだが、非絶縁型で当然かまわない。
入力電圧範囲は4.5V〜9V用であり、仕様上は12Vを加えてはいけない事になっている。
値段は中華バラストより高い。
DC-DCでなくても、最低動作電圧である7Vで良いならばLDOで落とす手や、電圧センシング回路を切ってしまう手もある。
これで動作させてみると、当たり前ながら定電流動作だけを行っている事になり、電源電圧を変えるとバルブドライブ電力が変わる。
8Vなら2Aで16W,10Vの時は2Aで20W,12Vでも2Aで24Wという具合だ。
しかし電源容量の小さな単車に付けるなどを考えると、電圧変動に対して電流が一定になるのではなく電圧が下がると電流も小さくなった方が良いのではないのか。
中華バラストはDC-DCのドライブトランジスタのソース電流一定方式の定電流回路+電源電圧センシング回路だが、このDCバラストの場合は管電流検出抵抗も付いている。
さすがDCだと回路が簡単でよろしい。
ここからフィードバックをかけると管電流一定方式のドライブが可能だが、イグニッション時の電流などの補償をしないと上手く起動しない。
ちなみに起動後に線をジャンパして管電流一定方式にすると、電源電圧によらず明るさ一定(管電流一定)制御になった。
なお起動時は管電圧が低く、管電流一定制御では起動時の電流が流れないために上手く起動しないわけだ。
これもDC型ならば電源電圧の補償回路を管電圧補償に変えて、DC-DCコンバータのソース電流センシング部を管電流センシングに変えれば良い。
ただしかけ算器が入っているわけではないので、あくまでも疑似制御ではある。
DC-DCのドライブトランジスタのソース電流一定方式で擬似的に管電流を制御するのは大きな間違いではない。
しかしDC-DCの昇圧比は電源電圧にも依存するので電源電圧補償回路が付いているという事だ。
本来は管電圧と管電流を計測して積算して電力を算出し、それが一定になるように制御は行われるべきものだ。
メーカ純正やレイブリック製はこの制御になっている。
回路は以前にリンクした↓とほぼ同じだ。
http://bbs.dianyuan.com/upload/space/2011/03/15/1300175935-417464.jpg
ざっと見たところの違いは、
Q1がダイオードで代用されている。
Q3,Q4の回路にもう一つPNP ンジスタが追加されていて、管電流異常か何かを見ている。
続く…
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