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DCバラスト(8)


  • Posted by: F&F
  • 2011年8月 5日 13:04

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原付など、ヘッドライト用ACを整流した後平滑して使う場合でもリップルは気になる。
改造したDCバラストにしても、入力電圧が一瞬でも7.3Vを下回ると消えてしまう。

平均電圧が10Vあったとしても、リップルで7V〜13Vまで振れているようではダメだ。
一つの対策として平滑容量の増大がある。

例えば、今回改造したDCバラストのセッティングを8V/1A〜15V/3Aにしたと仮定する。
この負荷に、平均電圧10Vで最小と最大がそれぞれ7V,13Vの電源ラインに100000μFのコンデンサを入れたとする。
低ESRも重要なので↓を10本使ったとしよう。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-04650/

出力が有限な発電機と、電圧が低く導通角を考慮しなければならない整流回路、純抵抗ではない負荷なので一般式は適用出来ないが、無理矢理計算するとリップル率10%前後になる。
つまり10V±0.5Vくらいにリップルが減るわけだ。

以下のページによると10000μFでリップルが3Vとなっている。
http://www.geocities.jp/jando8259/batles/batles.html

これでも駄目ならどうするか。
以前に雑記にも書いたように、絶縁型DC-DCコンバータを使ってバッテリから手伝ってあげる。
コーセルのMGS301212は12V(9V〜18V)入力で出力が12V2.5Aの絶縁型DC-DCコンバータだ。
ちなみにお値段は定価で3,500円、実売3,410円である。
http://www.furutaka-netsel.co.jp/maker/cosel/mgs30.html#buy

リレーはこんなので良いかなぁ↓
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-01213/
リレーがないと電源を切ってもHIDが消えないのでバッテリが上がる。
リレー用に別にダイオードを入れているのは自己保持させないためだ。
突入電流が心配なのだが、理屈の上では100000μFのコンデンサがある程度充電されてからリレーがONになるはず…

バッテリから手伝うならコンデンサは100000μFも要らず、10000μF1個で良いかも。

逆にHIDはバッテリで点灯させて、ヘッドライト用のACは整流/平滑後にMGS301215(MGS1212ではない)に入れ、その出力をバッテリに接続してヘッドライト用電源でバッテリ充電を手伝う手もある。
但しこの場合はHID電源が常に12V近辺になるので、バッテリさえ十分に充電されていればアイドリング時でも25Wくらいで点灯する事になる。
当然アイドリング時にはバッテリは殆ど充電されないので、アイドリング時間が長いとバッテリが上がる。

DC-DCに15V出力型を使うのは、12V出力ではバッテリへの充電電圧が不足するからだ。
15Vだとちょっと高いので、気になる向きはDC-DCの出力とバッテリの間にダイオードを一本入れておいても良い。
なおこのDC-DCは逆流はしなかったと思う。

   

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