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DCバラスト(9)


  • Posted by: F&F
  • 2011年8月 6日 13:04

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HIDバラストは色々いじくり回してきた。
ハイパワー化もやったしローパワー化もやった。

ハイパワー化はパーツの限界まで行くみたいな感じで、放熱などを考えれば中華バラストだって捨てたものじゃない。
ローパワー化の方は交流点灯だと23Wあたりが限界だったが、直流点灯では5W以下まで絞る事が出来た。
25Wくらいまでは交流点灯で、それ以下は直流に切り替えてなんて事も出来ない話ではない。
まあここまでやるならPICなどで制御した方が良いな。

原付などに関しては、これ以上は電源側の補強しかない。
サンヨーテクニカの原付用も、不安定ならコンデンサを増やせみたいな感じでケース入りコンデンサが別売りされている。
売価2千円なので10000μF程度の容量なのかも知れない。
1個で不安定なら2個以上付けろと書かれている。

サンヨーテクニカでは18mSで最高輝度まで上がる高速性を売りにした商品も出している。
これってスタンダードなシーケンスに従うと最低45.2mS必要な気がするのだが、それ以下にしても良いのかな。
中華バラストなどはこのあたりの時間は無視なのでどうでも良いのかも知れない。
が、規格は規格という事で。

改造バラストはF&F読者の方がアドレスV50に装着実験をしてくださった。
最初は交流バラストを単にローパワー改造したのだが、これでは駄目だった。
電圧降下に伴い電流が増大するので消えてしまう。

次に改造したのがDCバラストで、電力をかなり絞っても消灯しない事から電圧が下がると電力も下がるようにした。
アイドリング時など発電量が不足している時には電圧変動に応じてHIDバルブ輝度が変化する。
これは想定通りで、電圧が低下するとドライブ電力も下げて消灯を防止している。
電圧が下がって消費電流が減れば、それ以上電圧の下がらないところでバランスする。

同様の制御がされたソーラム製は3万円もするが、中華DCバラストなら2組で3千円だ。
またソーラム製は10W〜25Wまでの制御だが、中華DC改造バラストは下は消えるまで(新品バルブなら5W以下も可能)〜上は壊れるまで(と言っても単車の発電能力依存なので、原付だとせいぜい40W)明るくなる。

   

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