- 2011年8月11日 11:05
中華バラストのトランスを解体してみた。
EIコアを使っているタイプとEERコアのタイプがあり、後者の方が新しい。
小型品やDCタイプは更に小型のコアが使われていて、巻き線もリッツ線モドキが使われている。
従来型のEIコアは主に単線で、その後の少し大きめのEERコアのものはUEWだかPVFだかを2パラで巻いている。
この2パラで巻いたコイルが2次コイルを挟むように2組あり、それがパラに接続されている。
巻き方としてはボビンの一番下に0.55φのUEW線を2パラにした1次コイル7ターン、次に0.4φのUEW線を2パラにした2次コイルが47ターン、その上に再度0.55φのPVF線を2パラにした1次コイルが7ターン巻いてある。
コアの材質にもよるがリッツ線でまき直してスイッチング周波数を上げればコイルは小型化出来る。
逆に太いリッツ線で巻き数を減らせば(スイッチング周波数を上げて)多くの電流が取れる事になる。
コアが飽和しない範囲で。
と言っても0.55φの4パラなので1次側は結構電流は流せるのではないかと思う。
おそらくこの太さだと0.1Ω/m程度、線は1m前後の長さなので直流抵抗は0.025Ω前後だ。
小型/超薄型品は、これより線は細い。
その線はリッツ線と言えばそうなのだが、中国風リッツ線というか単に5本くらいのより線というか、そんなものだ。
オシロでトランスの電流波形と電圧波形を見てみた。
スナバが入っていないのでFETがONになる時に波形が暴れている。
整流ダイオードにパラにスナバ回路を入れればこれが抑制され、効率も上がるはずだ。
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