- 2011年8月13日 11:02
2011年モデルのトランスを従来型のEERコアのものに取り替えてみる。
と言っても大きさがかなり違うので線で引っ張り出した。
厳密には巻き線比などが異なるかも知れないが、これまで中国製を見てきた感じからすればそこまでのオリジナリティは無さそうだ。
と言う事で、そのまま接続してスイッチオン。
おや、少し効率が上がったようだ。
従来型のスイッチング周波数よりこのモデルは周波数が高いのだが、まあ良いだろう。
トランスの発熱は40℃以下であり、小型トランスとは全く温度が違う。
やはり小型品には無理があったと言う事か。
これでスイッチング周波数を50KHz程度まで落とせば従来型同様となり、トランジスタの発熱も減ると思う。
写真の電線で接続されているのが従来型EERコアのトランス、横の黄色いものが2011年版のトランスだ。
体積的には3倍以上の差があるように見える。
なおトランスを取り替えてもトランジスタの発熱は変わらない。
トランジスタはSAMWINのものの方が発熱が少ない感じがする。
2011年モデルはアルミ板がトランジスタに付けられているが、それごと充填剤に埋もれているので効果の程は不明。
SAMWINのトランジスタを使ったタイプはヒートシンクすら付いていないのだが、そこそこのハイパワー実験にも耐えてくれた。
もっともスイッチング周波数も少し違う。
従来型が50KHz前後なのに対し、小型トランスを使ったものは80KHzとなっている。
当然ながらスイッチング周波数が高いほどトランスは小型化出来る。
ただしスイッチング損失などを増やさないように回路を設計する必要があり、それがうまく出来ないと発熱が増える。
レイブリックのものはスイッチング周波数が約330kHzであり、トランスはかなり小さい。
トランジスタはケースに放熱されているが、ケースが非常識な温度になる事もない。
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