中華バラスト(9)

トランスを比較してみる。
手元にあるものは少し小型のEIコア品、EERコア品、2011年モデルに付いている小型のEERコア品だ。

全て55W品との謳い文句で売られているものだが、トランスを外してみると35Wのシールが貼られていたりして面白い。
EIコアとEERコアの巻き線はどちらも似たような感じで、巻き線は数本の線をパラに使って巻いている。
巻き方も一次コイルを2組巻いてパラに使う方式だ。
コアはこの9-32V35Wシールの貼られているものが最も大きい。

EIコア品もEERコア品もスイッチング周波数は同じくらいだ。
ならば大きい方が余裕度があるだろう。
と言っても中身を見て買うわけではないのでチューニング余裕度が能書きから読み取れるわけではない。

中華HIDキットを売っているのは中国人が殆どだ。
だったらソフトバンクご自慢のチャイナモールに行けばいいのにと思うが、この手の出品者は同じものを700個も出品している。
それが複数IDで行っているのだから、一体どれだけ出品しているのか。
ヤフオクにとっては大切なお客様か。

これらを買う場合は不良でも泣き寝入りが基本だ。
バーナが割れていても「バーナは保証外です」で終わり。
日本語も余り上手く通じなかったりするので文句を言うだけ無駄である。
とにかく送料を入れて3千円である事を忘れてはいけない。
動く品が送られてきたら儲けものくらいに思わないと。
なおバーナ無しのバラストだけだと5個で3千円で売られている。

日本人感覚で取引しようとするとイライラするだろう。
とにかく中国人、これを忘れない事だ。