- 2011年8月16日 12:05
車同士の比較は難しい。
仕様で比べるのか、価格で比較するのかなど自動車雑誌などでもそれは様々なのだ。
人それぞれ比較の焦点が異なるのは当然の事だが、誰が何を何と比較しようともそれは勝手であるし、装備の有無まで言い出すとキリがない。
価格レンジにしても、殆どカタログ価格を見せるだけみたいな裸のモデルとフルオプションではものすごい価格差になる。
そもそもハイブリッド車やEVとガソリン車を比較する事自体に無理がある。
雑記にも書いたが私はプリウスを低燃費車と比較していた。
それはプリウスが燃費を売りにしたモデルであって、積載量を競うわけでもなければ動力性能競争でもないからだ。
しかし低燃費車同士で比較するとプリウスは分が悪い。
燃費差を価格差で埋められないからである。
一方で燃費特化モデルではない車と比較すればこの点は有利になる。
極端な話、燃費の悪い車と比較すればいいのだがそれは正しいと言えるのだろうか。
そこでちょっと乱暴にデミオと比較してみる。
実はデミオは燃費特化モデル代が含まれているのだが、そこは大目にみて頂きたい。
スカイアクティブではないデミオと比較すると、プリウスが不利になる。
デミオの価格は1.3リッター版で140万円と安くはない。
対するプリウスは最廉価の205万円〜327万円と幅がありすぎる。
ここではプリウスを有利にするために最廉価版で考えてみる。
プリウスで問題なのはハイブリッドシステム代だ。
これをいくらに見積もるのか。
100万円はかかっていないかも知れないが、まさか50万円では出来ないだろう。
中国製みたいな安物を集めてくるわけにも行かず、モータと発電機とバッテリとインバータ、どう考えても高い。
ハイブリッド代を高く見積もるとプリウス不利になり、安く見積もるとそんな安物ではないと怒られそうだ。
デミオとプリウス最廉価版の価格差が65万円だ。
じゃあハイブリッドシステム代は65万円にしてしまおう。
すると同じになる。
マツダもハイブリッド代をかけずに低燃費を実現したというのが売りだからこれで良さそうだ。
排気量やカタログ燃費でデミオは負けるが、それが比較というものである。
ちなみにエンジン出力はプリウスの99馬力に対してデミオは84馬力となる。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20110801/1037055/?rt=nocnt
上の記事では"ハイブリッド車より20万円は安い"と、その差を20万円と算出している。
またエアコン使用で400kmをエコランした最良燃費は27.1km/lだそうだ。
http://response.jp/article/2011/08/02/160328.html
満タン法では38km/l、車両の燃費計による計測値が27.1km/lなのだが誤差は大丈夫なのだろうか。
http://www.pupukids.com/jp/profile/car/prius/nenpi.html
実用燃費もプリウスの方が良いとは思うがその差はわずかであり、燃費の差で65万円を埋めるのはかなり大変だ。
なにしろ65万円分のガソリンで8万キロも走れてしまうのだから。
排気量1.3リッターじゃ違うんじゃないの?
ならばFitを出してこよう。
1.5リッター版(99馬力)で149.8万円である。
これもハイブリッドシステム代を除いたプリウス最廉価版と余り変わらない。
デミオと同じく排気量とカタログ燃費で負けるし実用燃費でも差が出てくる。
価格差をガソリン代で埋めるのは相当大変だが、走行距離の多い人なら不可能とは言えなくなってくる。
http://www.geocities.jp/dropsvollry/
つまり、プリウスからハイブリッドシステム代を除いた価格を140万円とするならばデミオやFitとの(価格面での)比較が出来るとなる。
絶対価格を揃えてプレミオ(144馬力)と比較するとすれば、プレミオの装備などから65万円分を引いた中身と考えればいい。
逆に言えばプリウスのハイブリッド代をそっくり別の装備やエンジンや品質向上に使い、燃費を気にしなければプレミオになるとでも言えばいいか。
http://plaza.rakuten.co.jp/aerial/diary/200602080000/
年間1.5万キロ走行の一般的ユーザなら、年間20万円以上は確実にガソリン代に差が出る。
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