- 2011年9月 6日 13:03
以前に火力発電所が壊れる話を書いた。
これに関して、設備とは壊れるものだから今更云々する話ではない或いは安く作っているのだから仕方がないとのコメントを頂いた。
まずコストに関して。
金をかけて信頼性が上がるものなら金をかければいいはずだ。
電力会社の利益構造からして金がかけられない理由はない。
どんなに金を使っても適正な利益が出る仕組みになっている。
そもそも金のかかる事が出来ないとすると原発は作れない。
金をかけても壊れるとしたらどうか。
震災後直ちに稼動させた、それまで10年間眠っていた設備を動かしたというのなら無理もあるだろうと思う。
しかし突然動かしたわけではなく、整備期間を経て稼動させたわけだ。
勿論突貫工事だっただろう事は想像に難くないが、信頼性と安全性を確保した後に稼動させたとするならば壊れて欲しくはない。
もうひとつ、点検時期を過ぎて稼動させておいたから壊れたのだという話もある。
要するに壊れる事を覚悟で無理に運転時間を延ばした説だ。
マニュアルに背を向けられない電力会社でそんな事が出来るのだろうか。
それこそ危険ではないのか。
以前に産業用発電装置の話を書いたが、定期点検や定期交換を行う事によって信頼性は確保出来るという。
そうでなければ役に立たない。
点検にしても、時間を短くするために代替品や予備部品との交換を行うそうだ。
確かに発電装置の規模は大きく異なるのだが、信頼性やダウンタイムの考え方はどうなのだろう。
これは原発でも同じで、原発は余り壊れないが定期点検による停止時間は短くはない。
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