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ネジ締め


  • Posted by: F&F
  • 2011年10月 5日 13:02

ネジを締める時にオイルやグリスを塗るかどうか。
どうやら塗る派と塗らない派が存在するらしい。

トルク管理されるボルトに関しては、油脂を塗るとオーバトルクになるとも言われる。
角度管理の場合は油脂を塗るように指示されているものが多い。

特にトルク管理も必要ないようなネジを締める時にはどうするか。
私はケースバイケースと言ってしまえばそれまでなのだが、ネジの先端にほんの少量の油脂類を付ける事はある。
目的は締め付けトルクの安定で、そのときだけの潤滑で良いような場合はCRC-556などを、長期にわたってという所では万能グリスを使う。
ネジと締め付け材の当たり面は、電食などの恐れがある場合は塗る事もあるがその他では塗らない。

ステンレスのネジはかじりやすい。
ステンレスは熱膨張係数が大きく、熱伝導性が悪く、摺動抵抗が大きいからだ。
この対策としてテフロンやモリブデンコートをしたものとか、レイデント処理したものがある。
ようするにステンレス表面を他の物質でカバーしてしまえと言うわけだ。

レイデント処理はメッキのようなものなのだが、防錆効果が高く色が黒くなるので水のかかる場所で黒いボルトを使いたい場合には有効だ。
かじりがあるので私はステンレスのネジは余り好きではないのだが、一般的なニッケルや黒メートメッキのネジではやがて錆びる。
そんな場所にはステンレスのネジも使っている。

ステンレスネジは大きく3種類ある。
オーステナイト系、フェライト系およびマルテンサイト系ステンレスだ。

   

Comments:2

handagiken 2011年10月 6日 08:11

ネジのトルク管理をする場合基本は指定の無い場所にCRC以外の油脂類は基本的に塗ってしまうとトラブルの元なのでオススメ出来ませんが
プラグやエキパイのネジに高温に耐えるモリブデングリスやスレットコンパウンドなどを塗布するのはカジリ防止には効果絶大ですね
このような場所にはステンレスボルトを使いたくなりますが相手がアルミヘッドだと電蝕の原因になりやすいのでクロモリボルトなどによく見られる黒色の酸化皮膜で処理されたボルトを使うと長時間に渡って使用できますよ

handagiken 2011年10月 7日 19:02

ステンレスボルトを使用して電蝕を抑える簡単な方法はアルミのワッシャーを入れる事で
鉄が錆びる前に先にアルミが腐食するのである程度錆びを抑えられます

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