販売台数

産経新聞が伝えた所によればAppleはauの想定年間端末販売台数の2倍のコミットを要求したそうだ。
それでもその要求を飲んだのは、SBMに加入者数でどんどん追い上げられる恐怖から逃れる為なのだろう。

同紙によれば、台数を掃くためにはSBM同様いきなりゼロ円でのばらまきに入るのではないかとしている。
既存加入者数という面でSBMより有利なのは当然なのと、既存加入者は未だiPhoneを持っていないという点でも有利に働く。

auの端末販売台数は昨年度のデータで約1,150万台だ。
スマートフォンはその中の109万台なので、これの2倍ならなんと言う事はない。
しかし今年度のスマートフォン販売量をauは400万台と予測していて、これの2倍となると厳しいと言わざるを得ないだろう。
従来型ケータイを含めた販売第数次隊を1,200万台と予想していて、実にその67%をiPhoneにしなければならないからだ。

タダでばらまく、キャッシュバック付きにする、大学や企業に配る、トヨタに配るなどもするかもしれない。
まあ最悪の場合は売らずに捨ててしまっても良い。
ようするにAppleから仕入れさえすればいいのだから。

高額で売ろうとしていきなり失敗し、倉庫に山積みになったiPhoneの箱を蹴って怒ったという孫さん。
その後はゼロ円販売などで何とか数量をこなしてきた。
これと同じ失敗をauがするとは思えないが、でもauだし。

販売台数を処理するのも大変だが、ネットワークキャパシティも厳しくなる。
SBMよりは余裕があると産経新聞も書いてはいるが、販売台数の急増があればインフラ整備が追いつかなくなる。

読売新聞も、
『(略)ソフトバンクの関係者は、「電波状態の良いKDDIと併売されれば苦しい」と警戒する。』
書いている。
そのため『「ソフトバンクはさらなる料金競争を仕掛けるのでは」』と予想する見方もある。
表向きの売り方＋キャンペーン展開などが面白さを増しそうだ。
(速度比較はちょっと古いデータだが http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20110204/1034404/?P=3&rt=nocnt より)

http://www.miamiherald.com/2011/10/05/2440655/associated-press-apple-reports.html
56歳、早すぎた。
ジョブズ氏の信念や思想が今後のAppleに受け継がれていく事を期待したい。