利用実態

昨日はMMD研究所のデータを参照したが、今日はNTTアドの調査結果である。
スマートフォン所有率が高いのは40代の男性であり、ポケベル世代の上限年齢層がこれに相当するのだろうか。

以前にも書いた通りポケベル世代はディジタル機器に敏感だと言える。
マニア層と言ってしまうとアレなのだが、そのときの時代背景や流行のデバイスなどが影響を与えているのだろう。
40代に続く利用者層は30代で、ここはまさしくポケベル世代だ。

女性で所有率が高いのは20歳代で、年齢の増加と共に所有率は低下するが40代は極端にこれが少ない。
何故男性の40代が突出しているのに女性はそうではないのか。
コストに敏感なお年頃なのか？

スマートフォンを利用しない要因トップは「現在使っているケータイで十分」なのだが、次に来るのが「本体価格が高い」「利用料金が高い」となる。
タッチパネルが操作しにくいからイヤだと答えたのは19.8%で第8位だった。
この点はMMD研究所の調査結果と大きく異なっている。

スマートフォンの選択基準と満足度はデザインなどが上位となった。
iPhone利用者は「iPhoneであること」自体が魅力だとしている。
また満足度の方も、iPhoneである事自体で満足だと回答している。
この調査は8月に行われたものでありiPhone4Sはまだ世に姿を現していない。
とするならば、特筆すべき機能や性能が無かったとも言える。

普段使っている機能として多いのはメール、Web閲覧、カメラだ。
面白いのはiPhone利用者の中にもワンセグやFelicaや赤外線通信を使っていると答えた人がいる事。
外部アダプタなどを使っているのか、Felicaは端末にプラスチックカードを貼ったのかな。

2台持ちかどうかの問いに対してiphone利用者の半数以上が2台持ちであると回答している。
iPhone以外のスマートフォン利用者の2台持ち率は5割に満たなかった。

スマートフォン非所有者に今後スマートフォンを使いたいかと問うと、20代、30代、40代の男性を中心に使いたいと答える率が高かった。
では何を買いたいかという問いでは全体の23%がiPhoneと答え、77%がiPhone以外と回答している。
iPhone4Sが発売された今となるとこの比率は少しiPhone寄りにシフトしたかも知れない。