今週の相場観

先々週末は史上最高値の更新となって75円台を記録したがすぐに戻した。
月曜は76円台前半で余り動かなかった。

小林氏の指示は買いだったが、買い指し値まで下がらず利確値までも上がらなかった。
欧州時間には再び75円台を伺う動きとなる。
断固たる円高の是正を宣言した政府は動かない。

財務省が円高と増税を組み合わせて考えているという話がある。
何としても増税を行いたい財務省は、景気悪化の主要因は円高であり税率ではないと言っているらしい。
つまり増税をしたとしても円高が是正されれば景気は回復するというのである。
これが円高阻止宣言の元になったというものだ。
ただし円高是正を勧めても景気が回復しないと困るので、実際に円高是正に向けて動くのかどうかは定かではない。

火曜は売りが指示された。
96円台前半で売って75円台後半で利食いのイメージだ。
だが例によって指し値にまでは上がらない。
いつも通りというか何というか、きわめて狭いレンジでの一進一退となった。
NY時間には95円台に突入、介入警戒が薄れたためか史上最高値を更新した。

水曜日、指示は買いだ。
介入期待で76円台に逆指し値を置く作戦である。
朝方は少し戻しは風でもあったが9時過ぎには再び76円割れを伺う値になり、そして75円台に入った。
下値警戒感はあるものの、財務大臣の口先介入にも反応しなかった。
欧州時間には更に円高が進んで史上最高値を更新した。

木曜日も買いの指示だった。
水曜日同様に介入期待による逆指し値の指示なのだが、底値感からの買いがふくらむ可能性もあり難しいとしている。
小林氏も動きが予測出来ないようで、指示通り売買しても10Pipsの利にしかならない設定だ。
NY時間には3日連続で史上最高値更新となった。
介入のない事を確かめながら値を探る動きのようだ。

金曜日、76円台を拝むことなく朝を迎えた。
小林氏の指示は介入期待の逆指し値。
面白そうなので乗ってみる。
76円台半ばで買いを入れて78円台で利確のイメージだ。
介入が起きれば取れるとは思うが、果たして日本政府の動きは？？
もう一つ、FXプライムが値が飛んだ時に注文が入るかどうかだ。
マネックスは値動きが激しくてもほぼ正確に注文が入るがプライムはどうだろう。

結局介入はなく75円台後半で越週となった。
徐々にではあるが平均値は確実に下がってきている。
果たして今週はどのような動きになるのだろうか。