シグナスX点検(4)

クラッチはアレだったのだがドライブプーリやウエイトローラには異常がなかった。
プーリは段付きもなく、ウエイトローラも偏摩耗などはない。

いやぁ、スカイウエイブに比べると小さいなぁ。
プーリは脱脂洗浄して組み付ける。
プーリをみると最外周までまだ余裕がある。
ボスを削るとかして短くすればハイギアード化出来そうだ。
いや、ワッシャを抜くだけで良いのかな。
と言ってもシグナスで変速終了点以上にまで速度を出すのは希で、ようするにそこまで使われていないって事かも。

ドライブプーリを外すには専用の工具があると良い。
要するに回転止めなのだが、ドライブプーリを止めているナットの周囲にロックするための金属物が付いている。
そこにを押さえる専用レンチがあるのだ。
私はそれを持っていないのでY字型の汎用プーリ押さえを使った。

汎用プーリ押さえが引っかかる所がプーリには作ってあるのだが、今ひとつしっくり来ない。
私はフィンの所に工具の爪を引っかけて押さえた。
フィンは薄いが規定トルクで締める分には曲がったり折れたりはしない。

一人で作業するなら、しっくりがっちり押さえられる工具があった方が良いだろう。
Y型の工具はドライブ側もドリブン側も外せるのでまさに汎用なのだが、汎用品は専用品にはかなわない。

ドライブプーリのナットの締め付けトルクは45Nmなので、思いっきり締めるとトルク過多になる。