- 2011年12月 4日 13:02
CEPTOR MOTO-Rのリモコン側を開けてみた。
送信部はディスクリートだが受信はUAA3220、FSK/ASKのワンチップレシーバが使われている。
受信感度はカタログ値で-119dBm(BER<3%)と立派な値だ。
回路方式はシングルスーパである。
これを受信部に使い、LNAも実装されていた。
LNAとUAA3220の間にはSAWフィルタがある。
結構ちゃんとした作りになっている。
送信部はディスクリートで出力は約+13dBm(20mW)だった。
動作は電池1本なのだが、DC-DCコンバータで3Vに昇圧している。
システムは間欠動作していて5秒ごとに受信部が起動する。
起動時の消費電流は約20mAで動作時間は約25.6mSだったので平均消費電流は約100μAとなる。
なおUAA3220の消費電流は5V時に3.7mAである。
単四アルカリ電池の小電流(20mA)放電容量は1Ah程度なので、単純計算だと1年以上は電池交換無しで受信し続けられることになる。
アンテナはヘリカルでかなり短縮されているので効率は悪いだろう。
車載側ならともかく携帯側で長いアンテナを使うことは不可能なので仕方がない。
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