グレーリスト

F&Fのメールサーバはグレーリスト方式によってspamを防いでいる。
これは大きな効果があり、他人のPCやサーバに侵入してspamを送りまくる輩は再送などしてこないので排除出来るのだ。

但し弊害もある。
マトモでない、つまり正引き名と逆引き名が異なるような独自ドメインサーバとかプロバイダから割り当てられたそのままのIPアドレスからメールを送信されると漏れなくグレーリストに入れられる。
勿論普通のSMTPサーバであればきちんと再送してくれるのでメールは届くが遅延する。
逆引き出来ないメールサーバから送られてきたモノはどう頑張っても私の手元には届かない。
(エラーが返る)

普段使っていて不満を感じるのはSBM版iPhoneから送られてくるメールがグレイリストに入ることだ。
SBM側のSMTPサーバ設定がアレなのか何なのかはよく見ていないが、いずれにしても遅延する。
また再送タイミングの設定が悪いものがあって、この場合メールを受け取れなくなる。
過去の何度かこのようなことで上手くメールが受信出来ず、仕方がないのでspam対策を甘くした。

spamは一時期よりも減った。
波があるので永久に減り続けるかと言われるとその限りではないが、spam送信先リストのクリーニングを行っている風が見られるのだ。
通常は訳のわからないサーバから送りっぱなしにされるのだが、年に何回かはリターン先が一般的なフリーメールアドレスになっていることがある。
このリターンを見てそのメールアドレスが生きているかどうかを判断しているのだろう。

送信サーバは極めて怪しいものだがリターン先にYahooなどが指定される。
F&Fサーバは「怪しげなSMTPサーバからのメールは受けないよ」とお返事を返すので、次に怪しくないメールサーバからメールを送りつけてくる。
これは通常は受信されるのだが、そもそも存在しないメールアドレスめがけて送信してくるのだから受信しようがない。
なのでこれもUserUnknownが返る。
そしてspamが減っていったという流れなのだ。

ちなみにspam送信波(おそらくは)一つの業者のみだったか、或いはそのリストが共有されているに過ぎなかったのだろう。
チェックの後はspamが激減した。