- 2011年12月22日 12:01
最初にMEDIASを買ったときにspモードの不具合で設定が出来なかった。
今月に入って小規模な障害と、そして大問題の20日がやってくる。
メールアドレス通知が狂って他人のもにのになるなど、通常でな考えられないトラブルだ。
20日の障害は、関西の中継伝送路で障害が発生したため自動的にバックアップに切り替わった。
ここまでは良かったが、作業者が正常な通信路を切ってしまったために一斉に接続断になった。
これはすぐに復旧させたものの、想定数以上の再接続要求が来たため(接続断になった端末全てが再接続を要求してきた)ユーザ管理サーバが過負荷になった。
これは想定される範囲の出来事だと思うのだが、過負荷で応答しないユーザ管理サーバの回答を待たずにセッション管理サーバは持っていた情報を使って接続を行った。
所が切断が一旦切れているので紐付けは壊れている。
しかし、それを無視するかのように接続したために情報のアンマッチが起きた。
そもそもIPアドレスベースで管理するならば、相応のシステムでなければならない。
IPアドレスを払い出すシステムとIPアドレスやPSIDからユーザを特定するシステム間に不整合があってはならない。
実はドコモは以前に、PSIDで端末管理を行うのではなくIPv6を振り出した方が良いみたいな事を言っていたのだ。
(現在のシステムがIPv6付与かどうかは知らない)
現在のIDや電話番号管理方式だと紐付けに時間がかかると言っていた。
紐付け出来ないまま使用不能に陥るのなら話はわかるが、そもそも8月16日の大規模障害の時に負荷関係はチェックしたはずではないのか。
それが、本来関係のない他人と紐付けてしまうのだから酷いとしか言いようがない。
メール問題だけが明るみに出ているがパケット代とかにも影響があったりして。
これはiモードメールの名残を引きずった結果でもある。
いわゆるMMSやEメールシステムでは、意図したなりすましは可能だが意図しないなりすましは難しい。
iモード(spモード)メールはこの逆である。
自分のメールアドレスまでもシステムが握っている所に問題があるわけだ。
今や移動体通信事業者は通信管理だけが仕事ではない。
さまざまな集金システムをスムーズに動かすためにはアプリやシステム開発も重要になってくる。
しかしドコモにその能力は無い。
ドコモと関連のある企業にしても十分なノウハウなど持ち合わせていないように見受けられる。
技術がないのがメリットだとか強がりを言いながらグダグダになってしまったSBMと同じではないか。
ドコモだから安心は、ドコモだから通信部分は安心だけれど他の部分はドコモだしねと言われるだろう。
ちなみに障害後の報道を見るとITmediaなどでは障害発生の理論部分に余り触れておらず、他の技術系メディアの方が詳しかった。
ITmediaよりはケータイWatchの方が少し詳しく書いていたが、専門メディアなのだからもう少し勉強して頂きたいものである。
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