ワンボックス

トレンド総研によれば、代替を考えている人が欲しい車はハイブリッドワンボックスなのだそうだ。
じゃあアルファードやエスティマが売れているかというとそうではない。

おそらくはもう少しコンパクトで燃費の良い車を狙っているのだろう。
ワンボックスを選ぶのは、沢山荷物を積みたいからだそうだ。
スタイルや走行性能が云々ではなく、実用車と考えれば沢山積めて燃費が良い車がベストとなる。

買い物用と考えれば軽トラックなどでも良いわけで、それが屋根付きならば雨の日でも荷物が運べる。
そう考えればワンボックスも解るような気がする。
特に立体駐車場に入れる必要のないエリアや用途では車高の高さも問題にはならない。

いわゆるブームの頃のワンボックス需要とは少し違った形になってきたのではないか。
あくまでも実用車、ママチャリ的なものなのでフォーマル用途には使えないがそれでいい。
操縦性が云々とかスタイリングがどうのこうのならば他に選びようがあるが、スポーツカーは荷物運びには不適だ。

ワンボックスの場合は車重が重くなる、空気抵抗が大きいなどで低燃費車になりにくい。
だからこそハイブリッドをと言うのかも知れないが、ハイブリッドでありながら燃費が悪かったら魅力が半減ではないだろうか。
そうなると車高を抑えた2BOXとなるが、これだと荷物の積み卸しが… となる。

フリードでは小さすぎるというのだろうか。
あれには確かハイブリッド版もあったような。

原油価格の先行きが又見えなくなってきている。
核開発問題やそれに起因する海洋封鎖問題、もしも紛争が起きれば有事のドル買いになり円が下がるかも知れない。

ガソリン代が上がれば低燃費車シフトが加速するのだが、低燃費だとは言ってもガソリンを使う。
EVと言ったってインフラの問題もあるし、そもそも石油やLNGの輸入が減ったら電気だって作れない。